二十七話 ページ28
谷「アハハ、それは脅されましたねェ」
事務所で国木田さんに云われた事を谷崎さんに云うと、彼は笑って袖をひらひらさせた。
中「笑い事じゃないですよう。
谷「まァまァ。ボクでも続けられてる位だから、大丈夫ですッて」
困ったように笑いながら、自分を指差す谷崎さん。
あれ?でも……
中「でも、谷崎さんも『能力者』なのでしょう?どんな力なんです?」
谷「や、あんまり期待しないで下さいよ。戦闘向きじゃないンですから」
ナ「……」
谷「……如何したの、ナオミ?」
事務所を出てから、ずっと黙っているナオミさんに谷崎さんは声をかける。
彼女はハッと顔を上げて、にこりと笑った。
ナ「いえ、何でもありませんわ!兄様の能力、素敵ですよ。ナオミあれ大好き」
谷「そう?無理はしないでね。わ、止めなッてナオミ……こんな処で」
……目の前でキャッキャと
目のやり場に困って、地面に視線を落とした時
「着きました」
丁度着いたようだ。そこは薄暗くて鬼魅の悪い路地裏だった。
中「なんか……鬼魅の悪い処ですね」
谷「……おかしい」
何処がおかしいのだろうと、疑問に思っていると、彼は説明を続けた。
谷「無法者と云うのは臆病な連中で──大抵、取引場所に逃げ道を用意しておくモノです。でも此処はホラ」
そこで言葉を切って後ろ──僕達が来た方を指差した。
谷「捕り方があっちから来たら逃げ場が無い」
樋「その通りです。失礼とは存じますが、嵌めさせて頂きました」
ニヤリ、彼女は笑った。
樋「私の目的は、貴方がたです。」
彼女は携帯を取り出し、何処かへ電話を掛けた。
……厭な胸騒ぎがする
樋「芥川先輩?予定通り捕らえました。これより処分します」
谷「芥川……だって?」
『芥川』……?真逆!
樋「我が主の為──ここで死んで頂きます」
云いながら、彼女は銃を構える。
谷「こいつ……」
中「ポートマフィア……!」
銃が、乱射された。
二十八話:国「太宰。いい加減仕事を──ん?何だ、何処へ行った」貴「さぁ?それより説明、お願いします」貴(谷崎さんと、ナオミちゃん、無事だといいな)→←二十六話:貴(ヒェ……樋口さんかわいい髪きれいだしさらさら……あ、髪下ろしてるのここしか無いんだよなぁ。写真撮りたいな)樋「……?何か」貴「いえ、お気になさらず」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
1235人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆ - 終わり!?よければ続きを書いていただきたいです! (8月4日 16時) (レス) @page40 id: c79aedafe2 (このIDを非表示/違反報告)
アミィ(プロフ) - 続き楽しみです! (2022年11月20日 19時) (レス) @page40 id: c9eebc8f54 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - すごく面白いです! (2020年5月27日 15時) (レス) id: bb617ea598 (このIDを非表示/違反報告)
柊まふ(プロフ) - 面白いです!続きが気になります! (2019年6月25日 18時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
りぼん - 国木田さん大好きなんでオチ希望です! 続編全裸待機 (2019年5月5日 1時) (レス) id: b54d609d72 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:宮野 x他1人 | 作成日時:2017年2月16日 16時