【文スト】大学行こうとしたら人にぶつかって、謝ろうと振り返ったら横浜のド真ん中で(゜ω゜)!?ってなってます【トリップ】

十四話：太「ねぇねぇ、私はどうだい？良い人かな？」貴「……面倒臭い上に胡散臭いですね！(良い笑顔)」 ページ15

それを聞いた私は全力で嫌そうな顔をする。
国木田さんは眉間に皺を寄せた。

国「……そんな顔をするな。云っただろう、決めるのは社長だ。我々ではない。もしかしたら、位は考えておけと云う意味だ」

貴「無いですから絶対的に無いですから。ってか入社って言われても辞退しますから」

太「えぇー！それは厭だなぁ。駄目だよ、一人で何処かに行くなんて。私が許さないよ？」

貴「貴方、恋人でもないただの他人でしょう。何の権限があってそんなこと」
太「そんな……まだ結婚していないのにあなた、なんて……ふふ、照れてしまうね」
貴「話聞けコラ」

語尾にハートが付きそうな感じでそう言う太宰さん。
国木田さんに目で「何とかならないですか」と聞くと、彼は「諦めろ」と首を横に振った。

そんなやり取りを横目に太宰さんは私に話しかける。

太「それよりAちゃんは此れからどうするつもりなんだい？免許証を見た限り、君の家は横浜じゃないだろう？」

貴「あ、そうだ。そうですよ、免許証返してくださいよ。今なら何処かに行きようがないでしょ？」

太「……ふむ、それもそうだね。はいどうぞ」

太宰さんはポンと私の手に免許証を置いた。
それをぎゅっと握りしめる。今度こそ取られないように

国木田さんが何か言いたそうな顔をしてたけど、私悪くないので知らないフリしといた

十五話：貴「……ﾜﾀｼｸﾆｷﾀﾞｻﾝｶﾞｲｲﾅｰ」太「えぇ、駄目」貴「何で貴方が決めるんですか？？」→←十三話：貴「国木田さんって怖い人なのかと思ってましたけど、面白くて良い人ですね」国「人を見た目で判断するな」

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