十一話：太「あー、君とこのままくっ付いていられるのなら、敦君は虎のままでいいかなぁ」貴「馬鹿止めろ戻せ」 ページ12
太「ふむ、Aちゃんと一緒に死ぬのも中々悪くはないが」
貴「私が嫌ですけど？」
太「うふふ、云うと思った。だからね敦君」
君では私を殺せない
太宰さんが敦君に触れた瞬間、彼は人の姿に戻った。
太「私の能力は──あらゆる他の能力を触れただけで無効化する」
人に戻った敦君は私の方へ倒れ込んでくる。私はそれを支えた。
太「あーっ、駄目だよ敦君。Aちゃんは今、私が独り占めしているのだから。」
支えたが、太宰さんがそれを突き飛ばした。
ええぇぇぇ!?ちょっと！
貴「敦君可哀想ですよ、ヒドい！」
太「えぇ？大丈夫だよ。男は皆、強く出来ているのだから」
なんてやり取りをしていると
「おい、太宰！」
あっ国木田さんキター
中に駆け込んで来る国木田さん。ちらりと私の方へと視線を向けた。
国「……本当に虎を捕まえたんだろうな？」
太「当たり前じゃない。それに彼女と親睦を深めるならこんな所で遣らないよ。もっと」
貴「そんな事はいいですから。説明しましょうよ」
ぱっ、と太宰さんから離れる。彼はにこりと笑いながら説明を始める。
太「捕まえたよ。ほら、其処に」
国「その小僧……じゃあそいつが」
太「うん、虎の能力者だ。変身してる間の記憶がなかったんだね。それと」
二人の話を聞いていると、急に私の方へ顔を向けて、こっちに来る太宰さん。
？？何？
首を傾げていると彼は私の腕を取り、国木田さんの方へと歩く。
太「彼女も能力者だったよ。恐らく……」
そこまで言って、一瞬言葉に詰まる。
その時、彼の顔に悲しみと懐かしさが出ていたような、気がした。
太「未来予知の、能力者かな」
十二話：貴「国木田さんに誉められたﾜｧｲ」太「……私も誉めたよ!?」→←十話：貴「え？？私馬鹿なの？何で今まで気付かなかったの？？脳細胞死んでたんじゃない？」
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ゆ - 終わり！？よければ続きを書いていただきたいです！ (8月4日 16時) (
レス) @page40 id: c79aedafe2 (このIDを非表示/違反報告)
アミィ(プロフ) - 続き楽しみです！ (2022年11月20日 19時) (レス) @page40 id: c9eebc8f54 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - すごく面白いです！ (2020年5月27日 15時) (レス) id: bb617ea598 (このIDを非表示/違反報告)
柊まふ(プロフ) - 面白いです！続きが気になります！ (2019年6月25日 18時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
りぼん - 国木田さん大好きなんでオチ希望です！ 続編全裸待機 (2019年5月5日 1時) (レス) id: b54d609d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮野 x他1人 | 作成日時：2017年2月16日 16時
