検索窓
今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:6,087 hit

八話 ページ9

中「首領もなァ……悪い人じゃねェんだけどよぉ……」
貴「おー……あ゙?いや、その言葉には同意出来ねェわ、ポートマフィアの首領だぜ?基本悪い人じゃねェ?」
中「……それもそうだな。あっはっはっは!」

あの後、二人共無事に仕事が終わり、約束通り飲みに来ていた。
既に中也は出来上がっていて、俺の肩をばしばし叩きながらゲラゲラ笑っている。

……飲みに行くのはいンだけどさァ。酔っ払った中也は嫌いなンだよねェ……五月蝿いし、力加減出来ないからふっつーに痛ェし

とか思ってる場合じゃねェわ。そろそろ止めよう、俺の肩が本気でヤバくなッてきた。やべーやべー肩外れるッて此れ

貴「おうおうそうだな、面白いなーてな訳で其れ止めようなー中也ァ……痛ェから其れ本当に」

中「あンだよォ……Aはンなヤワじゃねェだろォ?」
貴「ヤワじゃねェけど、痛いモンは痛いの!中也だって叩かれたら痛ェだろ?ほれ」

バチン!と勢い良く彼の背中を叩く。
大きく仰け反った彼は、背中をさすりながら頷いた。

中「おう……いてェな。でも俺ァ平気だぜ」
貴「手前みてェな小ゴリラと一緒にすンな。俺はひ弱な人間なの。ゴリラにずっと叩かれたら折れちまうっつーのォ」

それを聞いた中也は納得したように声を上げたが、不意にグラスをダァン!と叩き付けた。

中「誰が小ゴリラだ手前!俺だって人間だっつーの!」

酔っ払ってスルーされると思っていたが、意外にも彼は言葉を返してきた。
げ、そんな酔ってなかったのか此奴

貴「あ?何だ云う程酔ってなかったかァ……ゴリラじゃんお前。何回素手で壁ぶっ壊してると思ってンのォ?俺なんて0回だぜ、0」
中「俺は異能力使って壊せてるだけだからな!異能力無しだったら無理だっつーの!」

貴「ハッ、どうだかねェ……其の気に成ればいけんだろ?雄叫び上げながらさァ」
中「だっからゴリラじゃねェっつーの!ぶっ飛ばすぞ手前!」

パキン、と音がして中也が持っていたグラスが割れた。うっっっわマジか此奴、店のグラス割りやがッた

貴「あーあー、判ったってェ。中也もおんなじ人間ねHumanね判った判った。憶えたよォ」

中「うるへぇ……手前も何時か青鯖と一緒にぶっ飛ばしてやるぅ……」

えっ、一寸待てや。何で俺治と一緒にぶっ飛ばされないといけねェの?
中也にそんな嫌がらせした憶え無いンだけど??

記憶を探りつつ、寝ている中也を横目にグラスの中の酒を飲んだのだった。

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←七話


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
20人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:宮野 x他1人 | 作成日時:2017年2月10日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。