六話 ページ7
貴「ハァイ、ただ今戻りましたよーッと。エリス嬢、下ろしても大丈夫ですか?……ッと」
下ろしても善いか尋ねるが、彼女は俺の腕の中ですやすやと眠っていた。
助けを求めて中也を見る。
貴「中也、扉開けて。俺無理」
中「手前よォ……俺に喧嘩売ってンのか?」
云われてから改めて中也を見ると、両腕に一杯の荷物を抱えていた。
えッ、俺ら無理じゃん。開けれないじゃーん
貴「どうする?蹴破ッちゃう?」
中「ばッ……!止めろ止めろ、誰か呼べ」
貴「お、樋口だ!樋口ー!助けて!!」
中「声がデケェ!」
いや、そう云う中也も声デカいけど?は?
文句は有ったけど、取り敢えず偶々通りかかった樋口を呼び止め、扉を開けてもらう。
樋「中原さん。だ、大丈夫ですか?」
中「あ?此れ位大丈夫だ」
貴「だったら扉開けろッつうの……あ、首領。お疲れ様で「え、エリスちゃんが寝てるうぅぅ!A君、そのままだよ、そのまま!」あ、はい」
首領がカメラを取り出して写真撮影を始めてしまったので動けない。
おい、おい
中也手前笑ッてんじゃねえよ笑ってないって云いてェのかァ?ん?バレバレだわ莫迦肩震えてンじゃねぇか、あァ?
目でそう云っていると、エリス嬢が目を覚ました。ぴたりと、時間が止まった様に動きを止める首領。
森「や、やぁ、エリスちゃん。A君と中原君との買い物は楽しかったかい?」
エ「ええ、とっても!」
にっこりと、良い笑顔でそう云う彼女。
首領は複雑そうな表情で頷いた。
森「そうかいそうかい、其れは良かった。君達もご苦労様、もう戻って善いよ」
貴・中「はい、失礼します」
俺は中也と部屋を出ようとした時、エリス嬢に呼び止められた。
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作者名:宮野 x他1人 | 作成日時:2017年2月10日 21時