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「……怪我はないか。」
ようやく男が沈黙を解いた。
いや、声小さいな。
別に聞こえるから良いけど、人が多いところとか、どうゆう風に会話してるんだろう。
流石に大きな声をだしてくれるのだろうか。
「……大丈夫です。
あの……あなたの方こそ、お怪我は……。」
「大丈夫だ。」
いや、気まず。
気まず過ぎて死ぬ。
私は一体何を喋ったら良いんだ。
この人は一体私に何を言って欲しいんだ。
……もしや、礼をしろっていう事?
あ〜、そういう?
助けたんだから、礼をしろってな。
風変わりな格好してるし、そういうことでもおかしくはないか。
大丈夫か?
我が家、しがない医者の家系ですので別に金を持っているとかそういうことは無いんですけれども。
「……それでは失礼する。
夜道には気をつけるように。」
長い沈黙の末、男はそう言って去っていった。
結局何だったんだ。
いや、ほんとに何だったんだ。
てか、何しに来たんだ。
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作者名:林鈴 | 作成日時:2023年12月31日 2時