首領の女【番外編】

逃げられない ページ6

いきなりされたキス
あまりにびっくりして目を閉じれなかった



















ちゅっちゅ

佐野
「目閉じて、口開けて」

『え、でも....』

佐野
「お願い、キスさせてよ」

『....してるよ？』

佐野
「違う....
こんな子供みたいなキスじゃない
気持ちいいキスしよ？」

『やだ....』

佐野
「なんで？」

『やだぁ....』

佐野
「外だからやなの？
それとも立てなくなっちゃうからやなの？」

『どっちも....だからいやなの....』



















口の端や口にたくさんのキス
キスされてるのに聞くから
どんどん恥ずかしくなってくる
ふと腕がゆるみ前を見ると、何故か手を取られた



















佐野
「おいで」

『えっ....』



















手を引っ張られたせいで体制を崩し
そのままボスっと
体を預けるように倒れ込んでしまった
気付けば万次郎は床に座り
私は跨るように万次郎の上に乗っかっていた



















『っ！！』

佐野
「逃げたらだめ」



















その言葉通りまたぎゅうっと抱きしめられてしまい
そこから動けそうになかった



















『えっと....あの....はな』

佐野
「離さない
これで力抜けても倒れないし大丈夫だよね？」

『そういう問題じゃ』

さわっ

佐野
「この体制が恥ずかしい？」

『やだっ、触らないで....』

佐野
「ビクってしたw
もしかして期待してる？」

『しっしてない！』

佐野
「嘘つき」

『やだっ....』



















跨ってるせいでスカートから少し足が覗き
それをするすると撫でられて
変な声が出そうになる
逃げたくても抱え込まれた体制だと抜け出せず
耳元で喋る声と
さわさわ撫でる手に
ひたすら声が出ないように手で口を抑えた

溶かされていく→←バカ

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