思い詰める ページ22
八戒
「あの人は言ったよ、、、
暴力は守るために使えってね
あの時オレは、誓ったんだ
オレが家族を守るって」
"じゃあテメェはアレだな
これからは2人分殴られるわけだ"
そう言って目一杯暴力を奮ってくる大寿が
脳裏に浮かぶ
八戒
「それからオレはずっと姉の分も殴られ続けた
柚葉をずっと守ってきた、、、
でもアイツは約束を破った
変わらず柚葉のことも殴ったんだ」
花垣
「汚ねぇ!」
松野
「めちゃくちゃな奴だな!」
八戒
「分かるだろ?
アイツはタカちゃんと交わした約束なんて
屁とも思ってねぇんだ
柚葉を解放なんて、アイツは絶対しない!」
花垣
「そんな、、、
じゃあどうすれば柚葉ちゃんは、、、」
八戒
「恥ずかしい話だけどよ
未だに大寿の前に立つと震えちまってさ
オレなんにも出来ねぇんだ」
花垣
「八戒、、、」
八戒
「大寿さえいなければ、、、だからオレは決めたんだ
オレはそのために東卍を辞めた
東卍の看板に泥を塗りたくなかったから
オレはこれから家族を守るために暴力を振るう」
そう力強く言い放つと、八戒は立ち上がった
八戒
「オレは大寿を殺す」
八戒の眼光はあまりにも本気だった
花垣
「え?!」
八戒
「捕まる覚悟もしている
だからもうオレに関わるな
短い間だったけど、楽しかったぜ」
そう言い残して八戒は去っていった
花垣
「千冬、、、オレ、なんかすげぇムカつく
兄弟をさ、、、
殺すって思わすまで追い詰めてんだぜ?」
やっぱ八戒は大寿を殺そうとしてる!
このままじゃあの未来にも繋がる!
ただそれ以前に、、、
花垣
「柴大寿は許せねぇ!!
だから、、、黒龍を潰す!!!!」
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作者名:帝 | 作成日時:2021年12月19日 20時