首領の女 １２

訪問者 ページ22

ドラケン君も戻ってきて
営業時間修理後に
恒例となったゴミ捨てをしに外に出た
ゴミを捨て戻ろうとした時に
後ろから話しかけられた



















三途
「おい」

A
『ハル....』



















後ろを振り向くとハルが居た



















三途
「何やってんだよテメェは」

A
『..........』



















久しぶりに見た姫は
バイク屋の物なのかつなぎを着ていた



















三途
「帰んぞ」

A
『い、嫌です....』

三途
「は？
まさか逃げたんじゃねーよな」

A
『ハルには関係ないっ！！』



















Aはその場から走ってバイク屋に戻ろうとした
あと少しでバイク屋だと思ったら
腕をガシッと掴まれた



















三途
「ふざけんじゃねーぞ
逃げ切れるとでも思ってんのか」

A
『いやっ！！離して！！』



















Aの声を聞き何事かと
バイク屋に居たドラケン、イヌピーは外に出た
ったらピンク頭の男に腕を掴まれ
必死に抵抗しているAの姿があった

ドラケンは三途の腕を掴み
Aから手が離れたのを確認し
イヌピーがAを背の後ろに隠した



















三途
「痛ってーな、手ぇ離せよ」

龍宮寺
「店の前で騒がれたら困るんだよ」

三途
「てめぇは....」



















三途は自分の腕を掴んだ人を見た
見覚えのある刺青
昔の記憶がバッと甦り
自分の腕を掴んだのはドラケンだと気付いた

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