首領の女 ３

隠密行動 ページ17

佐々木
「その子スゴいならその子にやらしてよ〜！
アタシ出来ない〜！！」

三途、蘭、竜胆
「は？」

三途
「ぶっ殺す！！」

佐々木
「ちょっ、待って待って！！
最後に一回だけチャンスちょーだい！！」

竜胆
「チャンス？」

三途
「テメェにチャンスなんてねーよ！！」

蘭
「まぁまぁ聞こうよ
チャンスってなに？」

佐々木
「次の昼にある会食
その時にその子と一緒に行かせてよ」

三途
「は？テメェふざけんじゃねーぞ！！」



















三途はキレ、佐々木に拳銃を向けた
だがそれを竜胆が押さえ込み
なんとか宥める



















竜胆
「落ち着けって！！」

三途
「うっせー離せ！！
殺してやんねーと気がすまねーよ！！」

蘭
「姫連れてってどーすんの？」

佐々木
「出来る子なんでしょ？
その子居たら１００人力じゃん！！
だからアタシも失敗しないでしょ？
ちょ〜いい考えだと思わな〜い？」



















蘭は悩んだ
姫は何かと運がいいところがある
パーティーに連れて行った時も
メモリを本人の意図なくして渡された
なんとも運がいい
連れて行くのはアリかも、、、
触るな厳禁もマイキーが居ないなら
触りたい放題じゃん！
と蘭はあらぬ方向を考えていた



















蘭
「いーじゃんそれ」

三途、竜胆
「は？」

竜胆
「兄ちゃん、連れて行くのは百歩譲ってアリだけど
ボスどーすんの？
ボスが許すとは思えないんだけど」

蘭
「会食の日、ボスって商談が入ってなかったけー？」

三途
「あ〜確か入ってんな」

蘭
「勝手に連れ出しちゃえば良くね？
バレなかったらアリでしょー」

竜胆
「兄ちゃんクズすぎて笑える」



















かくして、４人の隠密行動が開始された
バレたら即殺される可能性のある危険な隠密行動

でも誰もそれに気付いてなかった
その理由は
ボスが独り占めしてるAを
この日だけは自由に出来ることの方が嬉しくて
幹部３人は舞い上がっていた

普段、傍に居るせいで監視の目が常に届き
触れたら厳禁でAとは簡単に接触は出来ない
でもこの会食はボスの目が光らない唯一の時間
三途と竜胆はお世話係として姫を拝めるが
蘭はそれがない
３人は何度か手が出そうになってるのを
触れるな厳禁がある為、安易には触れなかった
それがどうだ
この作戦だと触れる可能性がある
３人はそれを期待していた

色っぽさ→←許しを乞う

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