首領の女 ３

舐める行為 ページ14

佐野
「けっこう深いな」

A
『そう？痛くないから分かんなかった』



















私の足を持ち上げ
傷口をじろじろと見られる



















A
『あ、あの、、、恥ずかしいから足下ろして』

佐野
「ここ切れてる」

A
『っ！！』



















万次郎はあろう事か傷口を舐めた

私の前に膝まづき足を持ち上げ
ぺろぺろと舐めるその姿に
思わず顔が赤くなるのがわかった



















A
『ちょっ、やめて、、、汚いから、、、』

佐野
「Aは汚くない」

A
『恥ずかしい、、、みんな見てるから、、、』



















膝まづきAの足を自分の足に乗せ
ぺろぺろと舐める佐野に
周りは驚き、２人をじろじろと見ていた



















佐野
「見せつければいい」

A
『そんな、、、』

佐野
「それにこっちの方が傷の治りが早い」



















佐野はここの会場に入った時から
周りから向けられる視線に気付いていた

Aは勘違いしてる
入った瞬間に自信なさそうに下を向いた
気付いてる？
あの目線はオレに向けられるものじゃなく
みんな、Aを見てるってことに
自分のものだとアピールするように
抱いた腰を更に強く自分に引きつけた

トイレに行くというAに着いていきたかったが
無線でオレが行きますと聞こえ
護衛の奴に任せた
戻ってきたAの足からは
血が流れてるのを見つけ
人混みをかき分けAの元へ急いだ
その間に蘭に絆創膏を頼んだ

傷口を舐めない方がいいと言う人もいる
それは口の中に雑菌がいるから
でも舐めることにより
雑菌を敢えて付け、菌同士のバランスを取り
相互の反応を活性化して回復を早める
下手に消毒液をぶちまけるよりはマシ

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