分からされた自覚 ページ6
『ご、ごめんなさい
私、不破さんが心配で....
助けたかっただけなの』
葛葉
「それは医者として?
それともお前の感情として?
どっち?答えて」
『........医者として』
葛葉
「医者はそこまでしねーよ?
お前は他人に踏み込み過ぎ
そこまでやりたいなら、俺と別れてからにしろ」
『............別れてから?
嫌!!嫌だ!!私、別れたくない!!』
葛葉
「俺だってお前と居たいよ?
でもお前は変わんないじゃん
何回言ってる?
何回俺を怒らせたら気が済むの?」
『それは....』
葛葉
「俺が数えただけで、もう20回ヨユーで超えてんの
なんで俺だけが
お前に振り回されねーといけねーの?
なんで俺だけが
お前のこと気にして生きていかなきゃなんねーの?
もし、俺がお前の立場で
そこら辺の女に押し倒されても
同じことが言えんの?
嫌な気持ちにはなんねーの?」
『それは嫌だ、嫌な気持ちになる
私のなのにって思う』
葛葉
「だろ?
お前は今、それを俺にやってんの、わかる?」
『わかる、ごめんなさい....
本当に....ごめんなさい....』
Aの目から涙がぽろぽろと横に流れる
『ごめっ....んなさい........私....私....
葛葉に....ヒック....酷いこと、してる....』
葛葉
「................」
『同じことされたら....嫌だ........嫌なの........』
葛葉
「................」
『ごめんね........ごめんなさい....』
葛葉
「........で、なに?」
『私........もうしない....
ちゃんと....自覚する........
自覚するからぁ〜許してよぉ〜葛葉ぁ〜〜』
葛葉
「次同じことしたら殺す
お前に選択肢なんてねーから、ちゃんと覚えとけ」
ビクッ
『わ、わかった....もうしない、絶対しない』
葛葉
「わかった、いーよ、助けてあげる」
そう言って
Aの上で眠る不破っちを引き剥がした
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楠木 帝(プロフ) - えむたさん、ありがとうございます (1月11日 9時) (レス) id: cf0d72afbe (このIDを非表示/違反報告)
楠木 帝(プロフ) - 蝶形苺_DIAさん、ありがとうございます (1月11日 9時) (レス) id: cf0d72afbe (このIDを非表示/違反報告)
えむた(プロフ) - どすとらいくな作品です… (1月11日 5時) (レス) @page24 id: 2c8060619c (このIDを非表示/違反報告)
蝶形苺_DIA(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったです!続きも待ってます♡ (1月11日 0時) (レス) @page24 id: b7f5c20393 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楠木 帝 | 作成日時:2024年1月9日 18時