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ページ22

『す、少しだけ離して』

葛葉
「なんで?」

『すぐ終わるから』

葛葉
「トイレ行きたいの?」

『違う、ほんとにすぐ終わる』

葛葉
「........はい」



















机と椅子の間に隙間ができ
やっと身体を自由に動かせるようになった
くるっと回って肩に手を置き顔を近付けた



















ちゅっ

葛葉
「............え」



















急いでその場からすぐ離れた



















side葛葉

なにが、なにが起こった?今

飽きないようにスト6をやっていると
離れて欲しいとの声
トイレに行きたいのかと聞くと、それも違う
じゃあなんなんだと
椅子を引き机と距離を開けた
そしたら何故か肩に手を置かれ
目の前にAが居て唇に小さなリップ音

一瞬の出来事に頭は軽くパニックになり
Aからされる事なんてほとんどなくて
すぐには理解が出来なかった



















葛葉
「え、は?」



















後ろを振り向くと扉まであと数センチの距離にいて
明らかにこの場から逃げようとしていた
やり逃げかよと急いで椅子から立ち上がり
Aの方へ急いだ

間一髪で扉が開くのを阻止した



















葛葉
「そんな急いでどこ行くんだよ」

『........どこでもいいでしょ』

葛葉
「こっち向けって」



















Aを回転させ向き合う
目の前のAは目線を合わせたくないのか
右向きに俯いていた
でも真っ赤になった耳だけは髪の隙間から丸見えだった
無理やり顔を掴み目線を合わせると
茹でダコにでもなったのかと錯覚するぐらい
真っ赤な顔をしたAがいた



















葛葉
「反則だろその顔」

『なっ』



















side主人公

あまりの恥ずかしさに
すぐその場を離れようとした
扉まであと少しのところで
扉は閉まり気付いた時には
目の前にドアップの葛葉の顔がそこにあった

これ絶対ヤバいと
頭をよぎるも為す術はなく
ただ早く終われと願うばかりだった

*→←*



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楠木 帝(プロフ) - えむたさん、ありがとうございます (1月11日 9時) (レス) id: cf0d72afbe (このIDを非表示/違反報告)
楠木 帝(プロフ) - 蝶形苺_DIAさん、ありがとうございます (1月11日 9時) (レス) id: cf0d72afbe (このIDを非表示/違反報告)
えむた(プロフ) - どすとらいくな作品です… (1月11日 5時) (レス) @page24 id: 2c8060619c (このIDを非表示/違反報告)
蝶形苺_DIA(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったです!続きも待ってます♡ (1月11日 0時) (レス) @page24 id: b7f5c20393 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楠木 帝 | 作成日時:2024年1月9日 18時

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