第117話 ベルモットとの約束 ページ27
翌日
モデルの仕事をしていると休憩中に楽屋で茜さんが話しかけてきた
藤「月姫さん!」
貴「どうかした?茜さん?」
藤「6日後にベルモットとの任務が入ったんです。場所はアメリカ。仕事の内容としては潜入捜査です。前日は夜まで仕事が入っているのでかなりハードスケジュールですが…」
貴(こんなにいいタイミングで来るなんてね…)
貴「そう、分かったわ。ちょっと待ってて…」
茜さんに断りをいれて私はベルモットに電話をかける
貴「Hi、ベルモット」
ベ「あら、ロゼ、どうかしたの?」
貴「6日後の任務なんだけど私じゃなくてバーボンと一緒に任務してくれない?前日夜遅くまで仕事が伸びたら時間的に間に合わないかもしれなくて…」
今回の任務は潜入
バーボンでも問題はないはずだ
ベ「答えはNO…。多少遅れても大丈夫よ。折角久しぶりにロゼと任務ができるのに…」
とベルモットは拒否
貴「なら今度、ショッピングに1日中付き合うから!それで手を打ってくれない?」
ベ「……1日中?」
貴「ええ、好きなところに連れ回してくれて構わないわ」
ベルモットとの買い物は着せ替え人形で大変なのだが景光が助かるなら安いもんだ
ベ「……分かったわ」
ベルモットはしばらく考えた後そう言った
貴「ありがとう、ベルモット!感謝するわ」
ベ「…最後にもう1つお願い」
貴「何?」
ベ「その買い物の時は1日中、私のことベル姉って呼んで?」
貴「………分かったわ」
それが条件というのなら飲む他ない
貴(1日だけなら…ね…)
ベ「ふふっ、ありがとう、ロゼ。その日を楽しみにしているわ」
そう言ったベルモット声は弾んでいてその声を最後に電話は切れた
貴(よし、これでバーボンは海外行き。邪魔は来ない)
貴「ってことで茜さん」
藤「さっきの仕事バーボンさんに変更ですね。任務書と一緒に同封されていた航空券はバーボンさんに渡しておきます」
貴「流石、茜さん!分かっているわね」
藤「いえいえ!…それにしても月姫さん、ベルモットのこと嫌いなんですか?」
貴「嫌いじゃないわ。むしろ好きよ。一緒に飲んだりするし。ただ、私といる時、テンションが高いのよ。少し疲れるだけ」
藤「ふふっ、そうですか…」
貴(さて…、これで上手くいけばいいのだけれど…)
と思っていると
「月姫さんー!もうすぐ撮影再開します!」
と呼ばれる
貴「はーい!」
藤「では、行きましょうか?」
貴「ええ」
私たちは楽屋を後にした
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星霜 氷翠(プロフ) - 今更って感じですが映画でコナン再熱しまして、、このお話本当に面白いです!最終話まで見させて頂きました!私は赤井さん落ち希望です!これからも頑張ってください!応援しています! (5月1日 13時) (レス) id: 216ec87551 (このIDを非表示/違反報告)
未歌 - ◎ (7月16日 15時) (レス) id: 5d6bcaafb9 (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 面白いです! 頑張ってください。 (7月16日 15時) (レス) @page50 id: 5d6bcaafb9 (このIDを非表示/違反報告)
零綺 - 松田落ちがいいです (2023年4月30日 12時) (レス) @page50 id: 37021c383d (このIDを非表示/違反報告)
揚羽(プロフ) - とても面白いです! これからも応援しています!! (2022年2月27日 18時) (レス) @page16 id: 43ee21866f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷桜 | 作成日時:2020年5月28日 16時