前世くの一のチートは戦国へトリップ!?【忍たま】

図書委員会仲直り ページ47

摂二能「「「中在家先輩…」」」

この人が例の中在家先輩…確かに優しそうな人だな

立派な体格で頬に傷があり、怖がられそうな見た目だが、後輩に向ける眼差しは優しい。


中在家先輩はきり丸が崩した本を整え、きり丸に渡すと、瞬く間に去っていった

さすが六年生


三人には見えてないだろうけど、私の部屋の方…つまり六年長屋に向かうのが見えたから

多分自室にいるのだろう。


そして、忍び装束に細い糸くずがついていたから本の修繕中で間違いなし…


「早く六年長屋に行こう。日が暮れてしまう」

能「嗚呼、本の扱いに気をつけて急ぐぞ」


━━━━━━━━━━━━━━━
六年長屋

部屋の横には『中在家長次』と『七松小平太』という木札がかかっている


七松………体育委員会のいけドン先輩か…

部屋の前に来ても五月蠅く感じない辺り七松先輩はいないのだろう


ｺﾝｺﾝ

?「はー……ここは後輩と話した方が良いか悪いか……うーん、うーん…………」



で、この人が不破先輩か…聞いていたとおりの優柔不断さだ


「ﾎﾞｿｯ)ここから先は君たちの出番だ」

ニ「っ、はい…中在家先輩、不破先輩。僕達、また先輩たちと一緒に仕事したいです」

摂「そうッス!先輩達がいないと、分からないことだらけで…」

能「天女とか、関係有りません!もう一度…一緒に図書委員会として働けませんか?」


中「ﾓｿ)すまない、お前達には苦労をさせてしまった」

不「許されないことをしたと思っているよ」


摂「そんなことないッス!」

ニ「まだまだ本の修繕は残ってます」

能「一緒にやりましょう!」

中不「「ﾓｿ)嗚呼/うん!」


ﾋﾟｼｬﾘ


だぁ〜かぁ〜らぁ〜お･れ･は!?



悲しくなるわ……恥ずかしいし…

態と声に出す


「あー、恥ず!見られてたし…


　でしょ?






　不破先輩の変装さん」


六年長屋の曲がり角の天井に話しかける

端から見ればおかしい人だけどね


?「…流石は舞鳳凰様。居場所、人、変装を見破るとはな…」

「気配は読めますし、化粧の匂いがしましたからね」

?「この変装術もまだまだってことだな」

「で、わざわざ何のようですか変装先輩。ここは六年長屋、貴方は五年のはず」

大体の予想はつくが…

は「はちや三郎だ。咲紅弥に頼みがある。」



は「学級委員長委員会を仲直りさせてくれないか」

思っていたこと→←図書委員会仲直り!の第一歩

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す