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明らかに怒りで震えているであろう黒龍、総長の柴大寿くん。
なんでも自分の知ってることが正しいと思って口にしてしまううちの子もたしかに悪いが、
考えてみてくれ、
五歳児が、忖度なんてできるだろうか。
無理だな。
これくらいの年齢はもうワールドイズマインだから。
つまり、物騒な替え歌を幼稚園児の前で披露してしまった彼にも非はある。
だから俺の教育が行き届いてないと怒られるのはお門違いだとおもう。
思うんだけど………….
「あー、気にしないでください。最近幼稚園でよく歌ってるみたいで、どうしても気になっちゃったんだと思います。」
これがぁ！おれのぉ！
せいいっっっぱいのフォローだ！
喰らえ、柴大寿‼︎
「お前、ガキの躾がなってねぇんじゃねえか？随分と下の奴らに甘えじゃねぇか。」
あー、見逃し三振ならずーーー！
「そうかな？流石に弟が5歳で空気読むのはちょっとやだわ。うちが厳しいのは教育じゃなくて、家計だからさ。
それに、これは持論だけど、教育に暴力はいらないと思うし。諭してわかってくれりゃそれでいい。」
「お前とは価値観があわねぇみてえだな。
お前、名前は？」
「御影A、御影家の長男坊だよ。」
育児の話をしていただけなのに、急に目付きが鋭くなって、彼が纏う雰囲気が変わった。
おそらく彼の地雷を踏み抜いたのかもしれない。
教育のことを語り始めるから、きっと彼も長男で、似たような苦労をしていると思ったから話が合う気がしたのに。残念………
「御影？あぁ、東京卍會の救急箱か。」
その後に何か言葉が囁かれた気がしたが、俺の耳にそれが届くことはなかった。
というより、拳が空を切る音が俺の耳を支配した方が早かった。
「っ、ドンパチやるなら一旦うちの総長通して正式にやればいいだろ！」
けーちゃん達が美香と樹を下がらせてくれたが、俺の背中には睦月が背負われてる。
俺は今まさに、文字通り大事なもん背負って戦ってることになる。
「はっ！ガキを背負いながら俺とやり合おうなんざ、舐めてんにも程があんだろ！」
先に殴りかかってきたのおまえだろ！と言ってまた、逆ギレされても困るから黙っとく。
「今ここで俺を潰して黒龍になんの得があるぅわぁ！くそこの……！」
まともに受け身なんて取れないのに思いっきりぶん投げやがって。
満身創痍な俺を見下ろす彼の目的は思いもやらないことだった。
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松茸ご飯 - 面白かった！続き書いて！ (6月18日 15時) (
レス) id: 280eb42424 (このIDを非表示/違反報告)
穹(プロフ) - 受験頑張ってください！深夜さんの作品どれもとても面白いので更新再開する日を待ってますね！ (2021年10月25日 21時) (レス) @page32 id: 2b8458c6a1 (このIDを非表示/違反報告)
深夜(プロフ) - 夢花さん» コメントありがとうございます！御影家の長男坊、気に入って頂けて何よりです！応援もありがとうございます！ (2021年10月16日 11時) (レス) id: 290b0aad53 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - 初めまして!男主ってあんまり好きじゃなかったんですけど、御影くんは大好きです!!!これからも頑張ってください!!! (2021年10月16日 10時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
深夜(プロフ) - 抹茶あいすさん» いえいえ、楽しんで貰えるのはやっぱり嬉しーです！更新亀さんですが、頑張ります！ありがとう！ (2021年10月7日 19時) (レス) id: 290b0aad53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深夜 | 作成日時：2021年9月18日 2時
