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放課後、部活の時間になって、大地と旭と体育館に向かう。
──ガラッ
「おーっす」
「あ、ちわす！」
「おー日向。元気だなあ」
「あの、今日、Aと話せたんです！」
「Aって…縁下の妹の？」
「はい！ A、すごい話しやすくて！！」
「へえ、そうなんだ〜」
なんて、準備をしながら日向と話していたら、別の声。
「あ、俺たちもAと話しました！」
「山口も？ …たち？」
「はい、俺とツッキーです！ ね、話しやすかったよね？ ツッキー！」
「……まあ、他の女子と比べれば」
「へえ、月島がそんな風に言うの珍しいなー！ 俺も話してみたいなあ」
そんなこんなで練習中。
──ガラッ
？ 昨日もこんなことあったな。
みんな集まってるのに、ドアが開いて、縁下の妹が入ってきて…
そこまで考えて、まさか、と思う。
みんな同じ考えだったらしく、期待した目でドアの方を見る。
『こんにちは。…え、なんかみなさんこわい…』
予想通り、縁下の妹、Aちゃんが、そこにいた。
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作者名：花夏 | 作成日時：2016年9月18日 17時
