▽ 縁下さんの妹さん【ハイキュー】 (ページ5)

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兄 05 ページ5

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「すみませんでした、妹がいきなり…」

「いや、大丈夫だ。夕飯は決まったか？」

笑いながら俺に問う大地さんに、俺は照れながら頷いた。

「はい」

「力ｧー！！今度、Aちゃんと話させてくれよ！！」

「俺もな、縁下！！」

「お、おう」

誰も迷惑がることなく妹を迎えてくれたことに、心から安堵した。

「いやー、でも縁下に妹がいたことは知らなかったなあ」

「スガさん…。確かに、誰にも言ってなかったですからね…」

「おれも！！同じ学年なのに知らなかったです！！」

「そっかー、日向たちとはちょうど違うクラスだからなあ…」

「だからおれ！明日話しかけてみますっ！」

「！」

驚いた。

驚いたし、嬉しかった。

「…うん、よろしくな。
A、掴みどころないし、口数少なめで表情も少なめで、少し変わってるけど、」

「？」

「んー、身内のことこんな風に言うの恥ずかしいけど、Aは話してみると結構いいやつだよ。割と話しやすいし」

「ほんとですかっ！」

「うん。だからよろしく、日向」

「ハイッ！！」

─うん、大丈夫だ。

この、田中や西谷と同じ、裏表のない眩しい日向なら。