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クレバー 36 ページ36
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放課後、山口と体育館に向かって歩いて
──止まる。
「？ どうしたのツッキー？ …あ、」
僕と山口の視線の先には、細身の女子。
「Aだ…、リレーの練習かあ…」
体操着を着て昇降口に走っていく彼女に背を向けて歩こうとして、山口が立ち止まったままということに気づく。
「チョット、なにしてんの、」
「なんかさ、」
「…なに」
「Aって、部活に入ってからまだ全然経ってないのに、馴染んでてすごいよね」
「…」
「今日も、部活いなくて違和感あるし」
「……確かに」
「え、」
ぽかんとしている山口を置いて、どんどん歩く。
──そこが、あいつの魅力だと思う
…なんて、絶対言わない。
*-*-*-
いきなり hit数とお気に入り
増えてて 驚いてますびっくりです！！！
ありがとうございます！！！
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作者名：花夏 | 作成日時：2016年9月18日 17時
