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主将 25 ページ25
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──『男子バレー部のマネージャーやる』
彼女が言ったことは、唐突すぎた。
縁下だって、何回聞き返してたことか。
『え、っと、主将さん、いいですか？』
「あ、ああ、入部届けさえ出してくれれば…？」
「なんで疑問形なの大地」
スガ…
俺がスガと話してる間も、Aは、
『すみません、お願いします』
なんて、武田先生や烏養コーチにまで報告してる。
『ぃよし、じゃあ早めに入部届けは出しますので！』
声は明るいけど顔は無表情だからね！？
『…あ、先輩、仁花。マネージャーの仕事、教えてくれませんか？』
「いいよ。私、清水潔子。よろしくね、Aちゃん」
「い、一緒にがんばろうねっ、Aちゃん！」
マネージャーも日向たちも、A自身も嬉しそうだし、まあ、いいかな。
「ちゃんとやれよ、A」
呆れたように笑いながら、縁下は言った。
少し、これからの部活が楽しみだ───
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作者名：花夏 | 作成日時：2016年9月18日 17時
