兄 24 ページ24
・
『…なに、兄さん、いやなの』
衝撃発言をしたAをガン見していると、案の定、訝しげな視線。
「いや、そうじゃなくて。…ほんとに、やるの?」
『なんか、仁花とか走り回ってるし、体力つきそう』
「…そう」
『え、なに、今の間。まさか…体力つかない?』
「いや、さすがにランニング3周で息切れることはなくなると思う」
『じゃあやる』
待って、妹の思考についていけない。
でも、
「うおお、A、マネージャーやってくれんのか!?」
『うん』
「やべー、すっげえ!!!」
『なにが』
「すっげえ楽しみ!!!」
「私も、です!」
素直に喜んでくれる日向、やっちゃん、部員。
驚きながらも嬉しそうなA。
…まあ、安心、かな。
「じゃあA、これから夕飯は買って帰ろうか」
『うん。私、今そこそこお金持ってるし、いいよ』
「ちょっと待って、なんでそんなお金あんの」
『臨時バイトしてた』
「どこで」
『カフェで』
「なんで」
『手伝ってって言われたから』
「いつからいつまで」
『先月と先々月の、毎週月火水土』
「しっかりやってる!!!」
そりゃ儲かるわ!!!
てか俺、そんな話知らなかったんだけど!?
416人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
【刀剣乱舞】夜に神社の近く散歩してたらブラック本丸にcome hereされた
【刀剣乱舞】本丸が元通りになったので平和な私生活を送りたいと思います【笑えな...
もっと見る
「ハイキュー」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:花夏 | 作成日時:2016年9月18日 17時