最強の料理人 ページ42
薊「何のことかな?」
『ふふっ、自覚がないのですね。可哀想に…』
皐月Aは心底哀れみの目を薙切薊に向けた
薊「僕が…可哀想?」
『分からないのでしたら、気にしないでください。ところで…貴方は一体何をしているのですか?遠月は薙切仙左衛門が総帥のはずでは?』
薊「今は僕が総帥なんだよ?だから、僕の言うことには従ってもらわないと、ね?」
『ふふっ、何をおっしゃいますか。私はもう在校生ではありません。それに…私が卒業したのは ” 薙切仙左衛門 ” の学園です。貴方の学園ではありません。なので、従う義理はございません』
薊「貴方には特別講師として私のセントラルで料理を振舞ってほしいのだが…」
『嫌です。何がなんでも嫌です。私の料理を食べれる人は私が決めます。ここでなら…そうですね。仙さんと城一郎さんと創真と田所さんとアルディーニ君とえりなぐらいですかね?小林さんはアイツの手下なので食べさせません。』
創真「(アイツって言った…)」
『…ねぇ、えりな』
えりな「な、なんですか?」
『貴方はどうしたいの?貴方は貴方なのだから、貴方自身が決めないと。貴方は操り人形ではないでしょ?』
薊「えりなに変なことを言わないで欲しいな」
『あら、貴方の方が変じゃない。父が子を縛るなんて…最低ね。仙さんも後悔してるみたいだし…私は創真たちの方につきますか…あぁ、そうだ。創真たちが負ければ私も貴方の犬となりましょう
私は、私の人生を賭けに出すほど大きな賭けはしたことありません。』
城一郎「Aは関係ねぇだろ!」
『何を言っているの?私は……心底怒りで満ち溢れているのです。跡形も無くなるほど、アイツを成敗したいぐらいに、ね?』
城一郎「(ま、マジ切れしてやがる…!!これは何があっても止めれねぇぞ…)」
50人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Iuna | 作成日時:2017年9月23日 10時