奪われた、だから…【刀剣乱舞 × 文スト】

7話 ページ8

太宰「良く分かったね」




『前に一度だけ、貴方達の情報を見た事があったからね』




現世の任務が無い訳じゃない。


其れに備えての情報は開示されていた。


其の中でヨコハマの事はかなり詳しく書かれていた。


然して何より…危険、と云う文字。


其れが印象深かった。




太宰「君は頭脳。

彼等は力。

良いものを見つけたよ」




愛染「…どうする」




『少し、考えがある。

…ねぇ、提案があるの』




太宰「何かな？」




『貴方達の首領に会わせて。

内容は簡単。

私達は貴方達に力を貸す。

だから、貴方達の力も此方に貸して』




太宰「成程。

此方としても、君の頭脳と彼等の力は必要になる。

けど、君が此方に何を望んだい？」




『簡単なものよ。

お金ではない。

貴方達の力、否、権力で調べたい事があるの。

私は其れを調べたい。

貴方達は力と頭脳が欲しい。

良い取り引きじゃない？』




之は一瞬の賭けでもある。


無理なら私も異能力を使って逃げるしかない。





太宰「慥かに互いに得をする、良い取り引きだ。

君達が望むのは、ポートマフィアの権力で何かを調べたい、そうだね？」




『えぇ。

別にポートマフィアを壊したいとは、思ってない。

そんな事をして之以上の面倒事は嫌』




太宰「良いねぇ。

分かった、着いてくるといい。

嗚呼、首領との立ち会いには私達も立ち会うよ？

其れでも構わないかな？」




『えぇ、其の方が好都合』

8話→←6話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す