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6話 ページ7

?「へぇ〜…何故そう思うんだい?」




『…貴方は想定外、と云った。

其れに貴方の来た道は、出入口しかない。

もし、此処の人ならば既に此処に居るはず。

何より男達の会話の中で貴方の様な声は聞こえなかった』




?「其れでは不十分だね。

私が声を変えている可能性も、此処から一度出て居る可能性もあるのに」




『其れなら、二人が貴方を殺してる。

一瞬見えた時計から考えて、私が連れ去られてから今に至る迄、約15分。

二人は約15分前から追ってきてるし、夜目も効く。

そんな中で、二人は今、刀を構えた。

詰まり、見ていない。

何より…貴方達の持つ雰囲気は、此奴らとは異なる』




?「頭が良い人みたいだね。

否、回転も早いのかな?

ねぇ、中也。

此の人、連れて帰ろうよ。

きっと、森さんも喜ぶよ?」




中也?「俺らの任務は、新人の勧誘じャねェだろ。

此処の奴らを殺す事だろうが」




矢っ張りそうだ。


彼等は違う。


でも…彼等の方が…強くて、面倒だ。


彼等の顔は…何処かで見た事がある。


其れに連れて帰る。


森さん、と云う方が喜ぶ。


詰まり、彼等は何処かに所属している事になる。


之は完全な予想だけど、森さん、と云う方は彼等の雇い主か何処かの長なのだろう。


然して、包帯をしている少年は其の人を気軽に呼んだ。


詰まりは…彼等は其の長の人に近しい人物。




?「あ〜ぁ、余計な事を話し過ぎたね。

彼女、相当頭がいいね。

私と中也の会話で色々と考えてるし、多分だけど正解に近い所まで行ってるよ?」




中也?「手前のせいだろうが、太宰」




太宰?「私一人のせいじゃないよ」




…太宰、中也…。


あ、もしかして…ポートマフィアの双黒の二人?


慥か…太宰治と中原中也だ。


見た目も情報と一致する。


成程…彼等の云う森さん、はポートマフィアの首領森鴎外、か…。




『…面倒な事になった』(ボソッ




和泉守「どうする」




『今は攻撃はしないで。

彼等は…異能力者だ。

重力使いと、異能力無効化の異能力者』

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- 大丈夫です。ありがとうございます! (2019年6月8日 7時) (レス) id: 38888895ed (このIDを非表示/違反報告)
Iuna(プロフ) - 躪さん» ありがとうございます!リクエストの方は、明日ぐらいに公開しようと思っています。リクエストの時より、だいぶ変わってしまいました。申し訳ございません。 (2019年6月8日 0時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
- 完結おめでとうございます!リクエストの件はどうなりましたか? (2019年6月7日 22時) (レス) id: 38888895ed (このIDを非表示/違反報告)
Iuna(プロフ) - Asterisk《あすたりすく》さん» ありがと〜!!(≧▽≦) (2019年6月7日 18時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
Asterisk《あすたりすく》(プロフ) - 完結おめでとう〜! (2019年6月7日 18時) (レス) id: 13131826f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Iuna | 作成日時:2019年5月17日 21時

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