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丗弍 ▽ ページ1

四年後_____





.


ヨコハマの街にひとつ、轟音が響き渡った。



ありとあらゆる空気、物体、建築物等を、

容赦なくぶるぶると震わせた。





音源はこぢんまりとした交番。



其処に居た人間は、

為す術も無く、木っ端微塵に吹き飛んだ。




其の近辺では、

黒外套の痩せた男が交番に背を向け、すたすたと歩いていた。





其処からそう遠くない建物(ビルヂング)の屋上で、

二つの人影が動いたのだった。






『…今の音、聞こえましたか?

とても、とても大きな音』





穢れを知らぬ様な高い声。

新雪よりも儚く、光に溶けて仕舞いそうな白髪と、

万物の姿を捉え、見透かす蒼い瞳。



_____氷華。








『勿論。

それにしても、交番に爆発物なんてね。

…やりますね、遊撃隊隊長サン』




凛とした少し低い声。

何物にも染まらぬ漆黒の黒髪と、

万物を一瞬にして凍らせる、絶対零度の紅い瞳。




_____燈華。







燈華『さて、アタシ達もそろそろ時間だ。


……氷華』



燈華は隣に座っている氷華に手を差し伸べた。



氷華は微笑み、燈華の手をとって立ち上がった。




氷華『はい。今日も燈華……貴女と共に』









『『アタシ/私達は__________






二人で一つ』』

丗参 ▽→



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作者名:Iuna & Asterisk x他1人 | 作成日時:2019年1月13日 13時

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