武装探偵社には無口無表情の少女がいるみたいです 其の二【刀剣乱舞＆文スト】

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幾ら待っても連絡は来ない。


然して江戸川は気付いた。



江戸川「…真逆…！！

国木田、ナオミちゃん、今すぐにAちゃんの処に行くよ！」



江戸川の言葉に国木田とナオミは頷く。


然して江戸川の云う場所に向かうのだった。


其の場所に着くと…目を見張るほどの光景があった。


傷だらけの絢爛が犯人と思しき人物と戦っている。


絢爛は相変わらず無表情だった。


然し、躰にある傷は痛々しくある。


其の後、絢爛は一人で犯人を倒した。


否、気絶させた。


国木田達が周りを見渡すと、同じ様に倒れている人間が数人いた。


詰まり、絢爛は今の今迄此処に倒れている人物と戦っていたのだ。


其れ故の傷だった。


国木田は絢爛に近付き、肩を掴んだ。



国木田「何故、助けを呼ばなかった！！」



大きな声で国木田は絢爛に問い掛けた。


然し絢爛は表情を変えること無く、紙に文字を書く。


然して其れを見せた。



【皆さんが私に完璧を望んだので】



そう、書いてあった。


其れを読んだ国木田と江戸川とナオミは、酷く悲しい顔をした。


然し絢爛は首を傾げる。


然して自身の異能力で傷を治した。


少女に異能力があった事自体に驚いたが、其れよりも、少女の言葉が胸に刺さっていた。


《完璧を望んだので》


確かに望んでいたのかもしれない、と思う三人。


実年齢は分からないが、其れでも幼い子に完璧を望んでしまった。



国木田「済まない…」



【何故、謝るのですか？】



国木田「え…？」



【皆さんの思考は正しいですよ？

間違いではありません。

故に謝る必要はないです】



ナオミ「っ…Aちゃん…！」



江戸川「…Aちゃん…」

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