ポートマフィアの女医には、秘密が或る様で【文スト】

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人生とは、何とも不思議が多い。



普通の人生を過ごそうと、幼きながらも決めていたのにも関わらず、私はポートマフィアに居る。



親が屑だった為か、お金の為に私を闇の世界に売った。



不可思議な能力を持っているから、と暴力も絶えなかった。



そんな屑両親から離れられた事は、何よりも嬉しいが…。



真逆、ポートマフィアに買われるなんて…。



力の能力を知ったポートマフィア首領、森鴎外は私に様々な事を教えた。



経済、座学、地学、数学、国語、異国語、然して、医学。



医学は御本人が医者であるからか、特に力を入れて教わった。



今や、私も立派なポートマフィアの医者。



…怪我人が多くて大変デス。





『…で、又太宰幹部との訓練ですか、芥川さん？』



芥川「…然り」



『はぁ…之は太宰幹部に一度云わねばなりませんね』



芥川「其の必要は無い。

之は僕の力不足故。

太宰さんは関係無い」



『…何を云っても貴方は変わりませんね。

はいはい、解りましたよ。

早速、治療を始めますよ？』



芥川「嗚呼、頼む」





太宰幹部から何故か異能を使った治癒を禁止されている。



勿論、彼だけに。



…傷なんて残すものでも無いのに。



まあ、幹部様の云う事に私何かが反論なんて出来る筈が無いんだけど。



あの幹部とは、極力関わりたくないし。



絶対に面倒な人だよ、太宰幹部は。

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