#21【デュースside】 ページ22
不良A「こ、こいつ、なんてマッドな野郎だ!6発どころじゃねーじゃねーか!嘘つきっ!」
不良B「ヤベエ!逃げろ!鶏さんごめんなさーい!!」
デ「今度卵食う時は100回謝ってから食え!ダァホが!!」
『も、もう終わったから!ほらほら、あいつらいないだろ?』
ユ「ど、どうどう!」
グ「ひぇぇ〜〜!」
デ「ハア、ハァ……ウッ!!」
グ「ど、どうしたんだゾ!?」
『と、とりあえず落ち着いて深呼吸な!』
散々怒鳴り散らしたせいか、再びやってしまったことに気づいたのか分からないが何だか息苦しい。
それに気づいたAが背中をさすってくれているが、僕は、俺は……またなのか。
デ「や、やっちまった……。今度こそ、絶対、絶対優等生になろうと思ってたのに……!」
グ「ええ?」
ユ「どういう事?」
デ「俺はミドルスクールの頃、とにかく荒れてて……。
しょっちゅう学校サボって毎日ケンカに明け暮れてた。
先生の名前は呼び捨て、ワルい先輩とツルんでたし髪の毛もメチャクチャ脱色してた。
マジカルホイールで峠も攻めてたし……
魔法を使えないヤツに魔法でマウントを取ったりするどうしようもない
グ「今時なかなか見ないくらいテンプレなワルなんだゾ!」
ユ「そういえばなんとなく片鱗が……」
『性格が変わったのは不良時代の名残りか…』
デ「でも、ある夜……。俺に隠れて泣きながら婆ちゃんに電話してる母さんの姿を見ちまったんだ。「自分の育てかたが悪かったんじゃないか、片親なのがよくなかったんじゃないか」って。
そんなわけねぇのに。母さんはなんにも悪くねぇ。悪いのは全部俺だ!
だから、名門ナイトレイブンカレッジから迎えの馬車が来た時すげー喜んでくれた母さんを今度こそ泣かせないって決めた。俺は今度こそ、母さんが自慢できる優等生になろうって決めたんだ。
…………なのに、ちくしょう!」
悔しくて、拳を地面に叩きつけたいぐらいだ。しかし3人に止められる。そして顔を見合わせ、また俺の方を見る。
グ「でもよぉー。全部我慢するのが優等生なのか?」
1番始めに口を開いたのはグリムだ。
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カド松(プロフ) - ページ26のケイト先輩の早着替えであつ森の着替えるシーンが思い浮かんだ (2021年1月31日 21時) (レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
狐の雨傘(プロフ) - 最新頑張ってください(*>∇<)ノ (2020年12月21日 19時) (レス) id: ba82413c14 (このIDを非表示/違反報告)
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