無事で良かった【城ヶ崎賢志】☆ ページ7
※カタギ夢主(年下)
＿＿＿
城ヶ崎は家で恋人であるAの帰りを待っている。いつもであれば彼女の方が早いのだがたまに彼の方が早いパターンもある。今回は後者だろうと城ヶ崎は考えながらただひたすらに待っている。
数時間が経った頃、幾ら何でも遅すぎると判断しAに電話をかける。しかし繋がる気配はない。
何かしらで遅くなる時は必ず電話が入るのだが…メッセージすら既読になる気配がない。
「…あいつ、何をやっているんだ。」
考えたくはないが…まさか他の男に浮気しているのではないか。
しかし日頃の様子からそんな気配は見受けられない。城ヶ崎は相手の目を見ると嘘をついているかどうか分かる。嘘をついている時は目が「濁っている」そうだ。
だとすると…もしかしたら何かあったのでは。
城ヶ崎は巨大半グレ組織のトップということもあり様々な組織から恨みを買っていることが多い。それ故に最初はAとの交際を躊躇ったこともある。しかしそれでも自身を受け入れたAを見て付き合うことを決めたのだ。
真っ向からだと勝てないという理由でターゲットの交際相手や家族に手を出すという例はよくある。もしかしたらそういう目に遭ってしまってるのでは………
考えるより先に城ヶ崎の体は動いていた。時折電話とメッセージで彼女に連絡を入れながら…
＿＿＿
「あれ？城ヶ崎さんじゃないですか。」
家を出てしばらくした頃、周辺を歩いていた構成員と出くわす。その構成員はいつもと違う城ヶ崎の様子に首を傾げている。
「おい…こいつを見てないか？」
と、Aの写真を見せ情報を求める。構成員はそれを見た後しばらく考える表情をし何かを思い出したかのように言う。
「あー！さっき似たような女性を見ましたよ！確かあっちの方向に走っていったような…」
構成員が指をさした方向は家とは全く違う方向だ。
「他に何か知っていることはないか？」
「その後に何人かの男が同じ方向に行きまし………て城ヶ崎さん！？(一体どうしたんだ！？)」
構成員が言い終わるより先に城ヶ崎は言われた通りの方向に駆け出していた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
十六夜月夜(プロフ) - ぷるんさん» その時はお待ちしております(*^^*) (12月2日 10時) (
レス) id: 6e8fd9291b (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 十六夜月夜さん» ここからの両思い展開いいですね！全員の反応集は大変と思いますのでせめて城ヶ崎さんだけでも！ヴィランvol.2の更新後あたりでリクエストさせていただけたら……嬉しいです！✨ (12月2日 10時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜月夜(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございます😊後に両思いになったらいいなと考えながら執筆しました☺️ (12月2日 10時) (レス) id: 6e8fd9291b (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 仙石さんにセンスねぇ感想だな、と言われそうですが😅羅威刃でいち推しの城ヶ崎さんはもちろんのこと他幹部編みんないい男すぎて！ホクホクしながら読みました😊ご執筆ありがとうございます (12月2日 7時) (レス) @page44 id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜月夜(プロフ) - 福ねこ丸さん» 頼もしそうだなって思います😆 (11月28日 8時) (レス) id: 6e8fd9291b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
