�� ページ41
『でもどうすれば…』
「それなら俺たちに任せて。軍人時代に得た知識で何とかしてみる」
「あぁ」
このような経験がないAは車がエンストした時と似たような状態になる。立場上夜に活動することもあるが…元々暗いのが得意ではないらしい。
「うーん…こういう時は…」
「確か…この時は…」
高城と秋元はありとあらゆる策を巡らせる。どちらかが思いつけばもう片方も思いつき、そんな感じのやり取りがしばらく続く。
「あぁ、こうすればいいのか。」
「高城さん、それ俺がさっき言った奴です。」
「そういや秋元が少し前に言ったことも俺が始めに言った奴な気もするが…」
「あれ、そうでしたっけ…でもこうしたらAちゃんも快適に過ごしてくれるはず…」
「こっちの案の方がAも納得すると思うんだがな」
基本高城の言うことは絶対！な秋元であるがA絡みだとたまに意見が合わないことがあるらしい。
いくら尊敬していて恩義を感じている先輩であっても好きな子のことは譲れないのだ。それは高城も同様で大事な後輩の頼みでも想い人は渡せない。
要するに好きな相手には良いところを見せたい、そんな感じだ。
「こうなったらAちゃんに聞きましょう」
「そうだな。なぁA、どっちの意見がい…」
『ぐー…すー…高城さん…秋元君…』
2人が言い合っている間にどうやらAは寝落ちしてしまったようだ。その可愛らしい寝顔に高城も秋元も思わず力が抜ける。
一旦は停戦だ、というような感じで2人は毛布がわりに自分の上着をAに被せる。
翌日、Aが起きたタイミングで車を発進し直そうとする。
「あ、直りましたね！」
『てことは…！』
「あぁ、やっと帰れる。」
どうやら不具合は直り、問題なく車が動かせるようになったようだ。
…おや？2人が何処か名残惜しそうにしているのは気のせいだろうか？
…これはもしもの話だ。もしかしたら2人はエンストをすぐに直せる技術があったかもしれない。
もしあったなら何故直さなかったのか…ひょっとしたら彼女と少しでも一緒にいたいとか…そんな口実があったかもしれませんね。
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十六夜月夜(プロフ) - ぷるんさん» その時はお待ちしております(*^^*) (12月2日 10時) (
レス) id: 6e8fd9291b (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 十六夜月夜さん» ここからの両思い展開いいですね！全員の反応集は大変と思いますのでせめて城ヶ崎さんだけでも！ヴィランvol.2の更新後あたりでリクエストさせていただけたら……嬉しいです！✨ (12月2日 10時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜月夜(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございます😊後に両思いになったらいいなと考えながら執筆しました☺️ (12月2日 10時) (レス) id: 6e8fd9291b (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 仙石さんにセンスねぇ感想だな、と言われそうですが😅羅威刃でいち推しの城ヶ崎さんはもちろんのこと他幹部編みんないい男すぎて！ホクホクしながら読みました😊ご執筆ありがとうございます (12月2日 7時) (レス) @page44 id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜月夜(プロフ) - 福ねこ丸さん» 頼もしそうだなって思います😆 (11月28日 8時) (レス) id: 6e8fd9291b (このIDを非表示/違反報告)
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