�� ページ36
『な、何でここに…』
「教えるわけねぇだろ」
この感じだと東雲はAが京極組の○○Aであることを認識しているらしい。いや、認識どころかはっきりと覚えている。
あの日…A、野島、高砂の3人が共闘した日。満身創痍ながらも諦めることなくナイフや銃を振り続けた女がいた。
東雲はその時の女がAであることは覚えている。パワーも射撃もまだまだではあるが、必死に自分に食らいつこうとしていた＿憎くて、それでいて何処か目が離せなかったあの女。
『東雲…！今ここで…！』
「やめとけって、お前じゃ俺に勝てねぇよ」
そう言うが東雲は…銃どころか得意の斧すら取り出す様子がない。それどころか余裕そうにこっちを見ているだけだ。
『私は、あの時とは違う…！』
「それを加味してもだ。」
それはA自身にも分かっていた。勝つどころか、生きて帰れるかどうかすら怪しい。
東雲はあの時と同じく自身を決意に満ちた瞳で見つめるAに…憎たらしさと愛しさが混じった感情が頭の中でごちゃごちゃになる。
と、その時…
「Aー、何処だー！？」
「おーい、Aー！」
久我と犬飼がAを探しに来たようだ。東雲は即座に気づき、退却の姿勢を取る。
「俺はお前たち京極組を絶対に許さねぇ。そして○○A…覚悟しろ。」
そして東雲は夜の闇に消えた。
「あ、いた！A、危ないだろ、こんな時間に1人で出歩くなんて…」
「ま、無事でよかったぜ。じゃあ戻るか。」
『久我の兄貴、犬飼の兄貴、すみません…！』
「気にすんな。体調が悪くなったりしたらいつでも言ってくれよな。」
「あんま1人で抱え込むなよ。」
【同時刻】
「あれ、東雲ちゃん今まで何処行ってたの？」
「ちょっとな…」
「大丈夫？何かいつもと様子が違うけど…」
「…気にすんな。」
東雲の何処か不思議な様子に秋元は首を傾げる。
「(○○A…俺はお前が憎い。だがそれと同時によく分かんねぇ感情になる…なぁ、教えてくれよ…)」
「(東雲ちゃん、ホントにどうしちゃったのさ)」
それ以上追求することはなかったが…しばらくの間秋元は東雲の様子の変化を気にしていた。
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十六夜月夜(プロフ) - ぷるんさん» その時はお待ちしております(*^^*) (12月2日 10時) (
レス) id: 6e8fd9291b (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 十六夜月夜さん» ここからの両思い展開いいですね！全員の反応集は大変と思いますのでせめて城ヶ崎さんだけでも！ヴィランvol.2の更新後あたりでリクエストさせていただけたら……嬉しいです！✨ (12月2日 10時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜月夜(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございます😊後に両思いになったらいいなと考えながら執筆しました☺️ (12月2日 10時) (レス) id: 6e8fd9291b (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 仙石さんにセンスねぇ感想だな、と言われそうですが😅羅威刃でいち推しの城ヶ崎さんはもちろんのこと他幹部編みんないい男すぎて！ホクホクしながら読みました😊ご執筆ありがとうございます (12月2日 7時) (レス) @page44 id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜月夜(プロフ) - 福ねこ丸さん» 頼もしそうだなって思います😆 (11月28日 8時) (レス) id: 6e8fd9291b (このIDを非表示/違反報告)
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