�� ページ25
「ところで話とは何だ…まさか組織をやめる、何て言わないよな？」
『違うわ。』
即座に否定するAの表情に嘘は感じられない。だが目を合わせたことを内心恐れ、思わず違う方向を向きかけたが何とか気づかれずにすんだ。
「それは失礼した。では改めて用件を聞こう。」
城ヶ崎がそう言うとAは少し溜めた後まっすぐ見つめながら口を開く。
『貴方のことが………好きなの。』
「…」
思わず目を見開いてしまう。城ヶ崎は言葉を続けようとしたAを遮り口を開く。
「………知っていると思うが俺は相手の目を見れば嘘をついてるかどうか分かる。仮に付き合ったとしてそれがお前の枷になる、それでも好きと言うのか？」
『…えぇ、貴方が何を抱えているかまで分からないけどそれらを含めて受け入れる。これは、ハニトラでも何でもなく…本心なの。
それと、私は貴方の特技を枷だと思わないわ。』
少々声が震えているがそれでもAは城ヶ崎から目を離さない。その赤い瞳には濁りも何も感じられない、まっすぐさが宿っている。
「…本当にいいんだな？もしそれ以上退かないなら後戻りは出来ん。それでもお前は…」
思わず壁際に追い詰めてしまうがそれでもAは目を逸らさず想いを伝える。
『この気持ちに嘘はないわ。…貴方さえ良ければ私と、付き合って欲しいの。』
そして城ヶ崎の片頬に手を添え、本心を伝えきるA。終始嘘偽りないその目に城ヶ崎は…思わず顔に熱が集まるような感覚が起きた。
それを悟られないようにする為か思わず目を逸らしてしまう。
『…賢志？』
「…どうやら本気のようだな。」
またしばらくしたら落ち着いたのか、今度は城ヶ崎がAの片頬に手を添える。
「…俺は怖かった。特技を知られてるとはいえ、それが逆にお前に迷惑をかけてしまうと。だがお前はそれを受け入れた上で想いを伝えてくれた。ここまで言われたら後には退けん。
…俺もお前が………Aが好きだ。」
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十六夜月夜(プロフ) - ぷるんさん» その時はお待ちしております(*^^*) (12月2日 10時) (
レス) id: 6e8fd9291b (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 十六夜月夜さん» ここからの両思い展開いいですね！全員の反応集は大変と思いますのでせめて城ヶ崎さんだけでも！ヴィランvol.2の更新後あたりでリクエストさせていただけたら……嬉しいです！✨ (12月2日 10時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜月夜(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございます😊後に両思いになったらいいなと考えながら執筆しました☺️ (12月2日 10時) (レス) id: 6e8fd9291b (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 仙石さんにセンスねぇ感想だな、と言われそうですが😅羅威刃でいち推しの城ヶ崎さんはもちろんのこと他幹部編みんないい男すぎて！ホクホクしながら読みました😊ご執筆ありがとうございます (12月2日 7時) (レス) @page44 id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜月夜(プロフ) - 福ねこ丸さん» 頼もしそうだなって思います😆 (11月28日 8時) (レス) id: 6e8fd9291b (このIDを非表示/違反報告)
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