涙の理由【東雲竜政】☆ ページ17
※カタギ夢主(年下)
＿＿＿
「…A？」
ある日、東雲は泣いているAを見た。しかしすぐにAは東雲に気づき、目にゴミが入っただけと誤魔化し笑顔を作る。
『あ、すぐに晩ご飯作りますね！』
「おい待て話は終わってな…」
しかし最後まで言い終わる前にAはバタバタとキッチンに走っていった。結局その日、東雲はそれ以上聞くのをやめたらしい…
しかしまた翌日、同じようにAは泣いていた。東雲はこっそりAの部屋を覗き、昨日泣いていたことは気のせいじゃないと確認する。
東雲はタイミングを見計らってAの部屋のドアをノックする。
「…ただいま。いるか？A。」
『竜政さん…！すみません、すぐに…』
「…その前に少し聞きたいことがある。」
また誤魔化されると踏んだ東雲は言葉を遮り昨日泣いていた件について聞く。
「…別に無理には聞かねぇが、2日連続で泣いてる理由が目にゴミが入っただけとはどうにも思えねぇんだよ。」
『…言っても、怒らないですか？』
東雲が頷くとAは泣いていた理由について話し始める。
『最近仕事が上手く行かなくて…』
どうやら仕事がなかなか上手くいかず、上司に怒られてばかりなのが理由だそうだ。
「そうか…」
静かにそう言うと東雲はAの目から零れる涙をそっと拭う。
「…Aはその仕事続けたいと思うのか？」
『はい…もう少し頑張りたいです…』
「…そうか。なら…」
少しやり方を変えてみたらどうかと東雲はAに提案する。
「お前の仕事がどんなんかは分かんないけどよ…やり方を変えてみたら上手くいくかもしれないぜ。それでもダメならまた別のやり方を見つけて実践してみる。それで正解を見つけるとか…ありなんじゃねぇの？」
『竜政さん…』
「もし最終全部ダメでも………いや、何でもねぇ。」
決めるのは彼女自身。言うのは彼女が何もかも投げ出したくなった時にしようと東雲は考える。
『やってみます…！もしまたつまづいたら…相談してもいいですか？』
「あぁ…あんまり溜め込むなよ？」
『はい！…あ、すぐに晩ご飯作りますね！』
そう言ってキッチンに向かうAの足取りはとても軽かったらしい。
翌日…
『竜政さん！今日、上司に褒められました！』
「良かったじゃないか。でもあんまり無理すんなよ。」
『はい！』
嬉しそうにするAの頭を撫でながら東雲は今度何か奢ろうと考えていた。
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十六夜月夜(プロフ) - ぷるんさん» その時はお待ちしております(*^^*) (12月2日 10時) (
レス) id: 6e8fd9291b (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 十六夜月夜さん» ここからの両思い展開いいですね！全員の反応集は大変と思いますのでせめて城ヶ崎さんだけでも！ヴィランvol.2の更新後あたりでリクエストさせていただけたら……嬉しいです！✨ (12月2日 10時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜月夜(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございます😊後に両思いになったらいいなと考えながら執筆しました☺️ (12月2日 10時) (レス) id: 6e8fd9291b (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 仙石さんにセンスねぇ感想だな、と言われそうですが😅羅威刃でいち推しの城ヶ崎さんはもちろんのこと他幹部編みんないい男すぎて！ホクホクしながら読みました😊ご執筆ありがとうございます (12月2日 7時) (レス) @page44 id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜月夜(プロフ) - 福ねこ丸さん» 頼もしそうだなって思います😆 (11月28日 8時) (レス) id: 6e8fd9291b (このIDを非表示/違反報告)
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