#15 ページ16
ワイルドエリアなう。
『…なんだこれ。』
地割れなのか?地面がぱっくり割れてる。
「なにこれ?変なの〜」
「奇妙だ」
『え?』
「地割れにしては範囲が狭すぎる。一撃必殺の「じわれ」でもない。」
『ほうほう。で?』
「おそらくポケモンの能力の一種だろうな。地割れを引き起こし、自身の拠点と繋ぐことが出来る奴…拠点の天井に穴を空け、色んな場所に移動が可能な奴…」
「そんな奴いるんダ。」
「斬っていいでござるか?」
地割れって元々切れてるようなもんじゃね?
「あのー、A殿、なんで距離を置くでござるか?あ、デンジュモク殿まで…あ、ちょ、ウツロイド殿も!?」
「こいつらは地割れは元々切れてるようなものだと言いたいんじゃないのか?」
「いや、拙者が言いたいのはこの変な地割れを起こした馬鹿を斬りたいってこと…」
……………ん?
「お前も気づいたか。」
『なんか揺れてね?』
「そう?僕はそうは…」
とりあえず私だいぶ離れてたから再度寄ろうとしてみた。
「ちょ、A殿待っ…!」
『え___』
待って急に地割れが開いて………落っこちるーーーーー!?
___
_ゆさゆさ
『後5分…』
_ゆさゆさ
『…後5分』
_ゆさゆさ
『後5分!!』
………て、え?どこここ?
「気がついたか…」
『………?』
なにこいつ…二本足?だけど誰かに似ているような…?
「君は…久しいな。」
『??』
誰だっけ。
「ジガルデと言ったら…わかるか?」
『へ…』
「待ってくれ。私は戦うつもりはない。」
『それ口先なら幾らでも言えるぞ。』
「…そうだな。」
『まぁいいけど。』
「いいのか…」
とりあえず事情は聞いておくか。
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