#38 ページ44
『ひとまずは情報収集からした方がいいか？』
「そうだな…第三者から見たヨはどんな印象か…」
「忘れられてる可能性もあるけど。」
『悲しすぎるだろそれ…』
「ま、いっちょ聞いてみますか！」
〜シャクヤ退場〜
『は、早くね？』
「後を追…((「A〜！バドレックス〜！」早くないか！？」」
「聞いて回ってたらさ…」
〜回想〜
「おやお若いの、随分着込んでいるようだけどどうしたんだい？」
「おじさん、豊穣の王って知ってる？」
「知っているとも。昔、この村が危機に扮していた時に、そのお方は我らに食糧を与え、実りを与えてくださったのさ。」
「ありがとう！」
＿＿＿
「てわけ。」
いや聞いたの1人だけかーい！
『もうちょっと聞くぞ。』
＿＿＿
「もちろん知ってるぞ！��馬��に乗った頭の大きなポケモンだろ！昔、ワシのじいさんに絵を描いてもらった事があってな………」
「本でしか見たことないけど、��馬��に乗ったお姿は威厳があるわよねぇ！」
＿＿＿
『だってさ。』
「そうか…なら愛馬を連れ戻せば豊穣の王として再び君臨できそうである。」
「でもどうやって？」
「にんじんを使えば…」
「あ、それならカンムリ雪原ににんじん畑が2つあったような…」
『詳しいな。』
「昔、オヤジと一緒にカンムリ雪原を探検したんだよね〜。」
『へぇー…』
「あ！でもにんじんあるかな…1回行ってみよう！」
＿＿＿
ー巨人の寝床ー
「ない…」
「次は雪中渓谷だな」
＿＿＿
ー雪中渓谷ー
「ここにもない…」
『うわマジか、どうやったら手に入るんだ…！？』
「バドレックスの力でどうにかならない！？」
「な、なんとかしてみよう…」
するとバドレックスは畑に向かって意味不明な呪文を唱えだす。
「クラウスブルムス！」
「来たわ！」
『(ワクワク…)』
「……………あれ？これ、花じゃない？」
「かがやくはな…ヨが咲かせることのできる花…力なき今で1輪咲くとは…」
『だけどにんじんじゃないっていうね。』
「…一応持っておけ。なにかの役に立つかもしれん。」
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