【スパイダーマン】君が誰の妹だって･･･

13話 ページ13

｢って訳で今日1日ずっと気になってるんだけど、カレンはどう思う？｣
『ピーターが起床後から長い間、排泄を我慢した事を褒めるべきですか？』
｢いやいや！待って！そこ！？いいよ、我慢したのは･･･あー、偉いと思うけど。違うよ。今聞きたいのはそれじゃなくてAの事。抱きとめたら耳を赤くして走っていったんだ。ねぇカレン、期待していいと思う？｣
『そうですね。デートにお誘いするべきです。』


今日は、階段を上がれなくて困ってたおばあさんを助けたし、木からおりられなかった猫を助けた。
線路に落ちたおじさんも助けた。

いつもの様にハッピーに報告をして、いつものマンションの屋上に腰掛けてカレンに相談中。

カレンに相談なんておかしいかな？
でもいつもちゃんと聞いてくれて、アドバイスもくれるからついつい相談しちゃうんだ。

ちなみにAは、クラブ活動中。
結局スタークさんの所でのインターンに関しては継続ってことで、おばさんにも皆にも言ってる。

あー！ネッドは別だよ？
僕がスパイダーマンって知ってるからね。

で、インターンが終わり次第、Aを迎えに行くことになってる。
だって本当は足が痛いんだ。
上手く階段を上がれなくて困ってたし、少しひょこひょこ歩いてる。昨日の今日ってやつだもんね。


｢デ、デート！？早過ぎないかな！？昨日の今日で･･･なんて･･･｣
『早すぎる、遅すぎるというものではなく、思い立った時に誘うものかと。』
｢なんかわかんないけど、うん･･･誘ってみるよ。ありがとうカレン。｣
『お役に立てて光栄です。』


カレンへの相談を終えて、夕日も沈み始めた頃。そろそろAを迎えに行かなくちゃ。

あと、そう！デートに誘うんだ。誘うぞ･･･誘うんだ！え？待って、どこに誘えばいいんだろ？


『クイーンズ･センター･モールなんていかがですか？』
｢わぁ！最高だね！あそこならなんでもあるし、凄くいいと思う。ってカレンなんでわかったの！？｣
『ピーターの心の声が漏れていました。』
｢あはは･･･気をつけるよ。ありがとう。｣


僕って心の中で喋ってるつもりで、全部口に出てるの！？それってヤバいよね。気をつけなくちゃ！


さぁ今度こそ迎えに行こう。



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