17話 ページ17
｢さてとA、家に帰ろう。迎えに来たんだ。｣
｢え？あ、あのピーターは？｣
｢え！？あー、ピーターは･･････ピーターはそう！！僕を呼んでくれて、先に家に帰ってもらったから心配ないよ。大丈夫。ウェブグレネード！｣
｢･･･そう。｣
あっぶない！自分がスパイダーマンだったことをうっかり忘れるところだった･･･。
この心の声は漏れてないよね。
ウェブグレネードを放ってから、Aの手を取った。
｢おい！蜘蛛野郎、帰るだと！？こんなもん投げてよこしやがって！殺してやるって言ってるっんんん！！！！｣
喋ってる最中にウェブグレネードが爆発して、蜘蛛の巣に捕まって、壁に頭を打ち付け気を失ったJB。
とりあえず警察への連絡はカレンにお願いして、蜘蛛の糸にぶら下がりAを家まで送る。
家の前に着くと、そっとAを地面に下ろした。
彼女が無事に降りたことを確認して、もう一度糸にぶら下がると｢あ！｣って声がして逆さま吊りのまま｢どうかした？｣と返した。
｢ありがとう、その･･･スパイダーマン･･･あなた、やっぱり素敵ね｣
『ピーターチャンスです。キスして。』
ウェーブがかった赤毛を揺らして、ふんわりと目を細めて笑うAに見とれていた。
のに、カレンがまたそんなことを言い出すもんだから、酷く取り乱してしまった。
マスクしてるけど、絶対顔赤いよ。
｢あ、いや、その･･･いいんだ！僕は親愛なる隣人スパイダーマンだから！｣
｢ふふっそうよね。ありがとう･･･隣人のスパイダーマンさん。｣
そう言って楽しそうにマンションの入口へとAは消えてしまった。やっぱり可愛いよ。
『何故キスしなかったのですか？』
｢え！？だって、まだ早すぎるよ！へへ･･･いやまずは、デートに誘うところから！｣
『部屋に戻るのなら急いだ方がよろしいでしょう。ピーター、あなたの部屋に向かう人影が見えます。』
｢Aかも！！！｣
慌てて窓から部屋に入って、スパイダースーツを脱ぎ捨てると、適当な服を引っ掴んで着た。
それから脱ぎ捨てたスパイダースーツを集めて、屋根裏に隠して、大丈夫！OK！平気だ！
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ayame(プロフ) - ピさん» やっぱりです！笑 ですが何やら複雑そうな予感です！ (2019年7月28日 7時) (
レス) id: a7af91969e (このIDを非表示/違反報告)
ピ - やっぱり！ナター○○だったーー！！ネッド大丈夫か！？ (2019年7月27日 19時) (レス) id: 85930732e3 (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - 岡Ｐさん» ありがとうございます！初々しさが出せていたら嬉しいです。なかなかまとめて更新できませんが、1話ずつでも頑張ります！ (2019年7月26日 21時) (レス) id: a7af91969e (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - ピリルさん» 初めまして！そうですよね、ロマノフと名乗っている以上そう思いますよね！続きをぜひお楽しみして頂けたら嬉しいです！ (2019年7月26日 21時) (レス) id: a7af91969e (このIDを非表示/違反報告)
岡Ｐ(プロフ) - とても面白かったです。初々しいピーターが、可愛くて続きが楽しみです。更新心待ちにしています。 (2019年7月26日 0時) (携帯から) (レス) id: 8256504f4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayame | 作成日時：2019年6月24日 7時
