その太陽に手が届きそう【煉獄 杏寿郎⠀】

88話 ページ40

そっか、今日は宇髄さんが来てくれるのか。
きっと不死川さんも来てくれるのだろう。
ということはカナエさんも来てくれるかな？

またみんなでご飯を食べれると思うと、お義父さんと尚之が訪ねてくるかもしれないと思うのに、嬉しい。



──杏寿郎「Aさん、すまない！騒がしくなってしまったな！！今日は宇髄、不死川、竈門少年、我妻少年、嘴平少年･･･きっとカナエ先生も来るだろうな。大人数になってしまうが･･･大丈夫だろうか？」

『ふふっ大丈夫です。もしかして炭治郎くんに話をしたなら、葵枝さんも来るんでしょうか？』

──杏寿郎「伝えるとは言っていたが･･･聞いてみよう！！いや、居るんだ！！竈門少年！！君の母上もいらっしゃるのか！！？･･･なるほど！･･･Aさん、竈門少年の父上がいらっしゃるそうだ。」

『た、炭十郎さんが！？分かりました･･･えっと、ご飯の用意を多めにですね。瑠火さんにも伝えておきます。私の為に･･･すみません。』

──杏寿郎「ありがとう！･･･Aさん。大丈夫だ、そんなに気にしないで欲しい！俺は、これで君の気がかりが少しでも減ったならと思っている。何があっても俺が必ず、君と燈寿郎を守る。」

『･･･っはい、ありがとうございます。』



私の返答を聞いて、
電話口でしか分からないような優しい声で笑った後に、

杏寿郎「では、また後で！！無理はしないように！！！」

と凛々しくはっきり言うとプツリと電話は切れてしまった。



騒がしかった時間が終わると、急に寂しくなって、空を見上げた。


白い雲に少し隠れているけど、太陽が見えてホッとする。



『早く会いたい･･･』



ポツリと呟いた声はスーッとやわからかな風に溶けて消えた。




・

何か変だなと思っていましたら、
宇髄天元様のお名前を宇隨表記してしまい。
天元様、天元様ファンの方々本当に申し訳ありません！！
以後、気をつけます！！
直しましたが、直し忘れありましたらお知らせください！

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