87話 ページ39
『ふぅ･･･』
1週間前と同じく公園のベンチに腰掛けて、ひとつ息をついた。
今日の病院でギプスが、親指から手首を保護するサポーターに変わって、朝よりもとっても楽に動かせる。
手を自由に動かせるってなんて幸せなんだろう。
お風呂もこれで少しはまともに入れるようになるだろう。
そんなことを考えながら、カバンの中から携帯を取り出して、約束通り杏寿郎さんに連絡を入れる。
3回目のコールで、杏寿郎さんの「Aさん！」という何とも心地よい声が聞こえた。
『杏寿郎さん、今電話大丈夫でした？』
──杏寿郎「問題ない！腕の方はどうだったのだろうか！！」
『良かったです。腕の方はギプスが取れました。』
──杏寿郎「それは良かった！！」
『でもまだヒビが付いてないので･･･サポーターに変わりました。軽いものからなら右手も使っていいそうです！』
──杏寿郎「そうか、それを聞いて安心した。しかし、まだ無理は･･･「よぉ！Aさん。ギプス取れたってな！派手に良かったじゃねぇか！！！」宇髄！Aさんすまない！今、宇髄達が一緒で･･･「今日はド派手に煉獄ん家に乗り込むからな！気合い入れていこうぜっ！！！」それは俺が言うセリフだ！携帯を返せ！」
学校のお昼休みの時間を目掛けて電話したわけだから、一緒に居るのかなと思ってはいたけど、とっても楽しそうで、思わず電話口に笑ってしまう。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 185人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ayame(プロフ) - 結さん» こんばんわ、前回のコメント消してしまいすみません。千寿郎くん直し、『揺れ動き輝く髪』はこれで合っています。会社から仕事に変更してみました！校閲いつもありがとうございます！ (2021年12月28日 20時) (
レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 何度も続けてのコメントですみません。 この物語では煉獄さんって学校の先生ですよね？ (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - またまた続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが｡｡｡ 52話のここの台詞 『煉獄さん、保育園の送迎に付き合ってもらうなんて･･･会社に遅れてしまいません？』 これ正しくは学校にではないんでしょうか？ (2021年12月27日 18時) (レス) @page3 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 51話のここの部分 煉獄さん、千寿郎さんの稽古を見学した後 ここだけ何故千寿郎さん呼びなんでしょうか？ (2021年12月27日 18時) (レス) @page2 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは揺れ動く輝く髪と、ではないんでしょうか？ (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayame | 作成日時：2021年11月9日 20時
