86話 side 竈門 炭治郎 ページ38
宇髄「バレてたか!いや、何。前庭でド派手な事してるって生徒に聞いてよぉ!!なぁ不死川!!」
不死川「あァ・・・大体煉獄が、昼休みに話したい事あるっつゥから待ってたのによォ?」
煉獄「すまない!少し事情が変わってな!!嘴平少年と手合わせしていた!!!」
不死川「いや、先生が生徒相手に手合わせすんなァ。」
宇髄先生は大層楽しそうに腹を抱えて笑う。
時折、息苦しそうにヒーヒー言ってる。
不死川先生は、呆れたような顔でどっかりと俺の隣に腰を下ろした。
炭治郎「あの、先生達も煉獄先生の家に行くんですか?」
宇髄「ん?そりゃそうだろうが。お前はバカか?会話の流れで派手にわかんだろ!」
善逸「俺ほんとあの人苦手。」
炭治郎「まぁまぁ善逸。アレだけ派手な先生がいてくれたら、アイツの牽制にもなるし丁度いいんだよ。」
宇髄「え、何?なんか、ムカつく。」
煉獄「まぁまぁ宇髄。俺も、君が居てくれると心強い!宇髄はいい事を言うのでな!」
宇髄「だろぉー?本当、煉獄は俺の事わかってるわぁー!!!」
煉獄先生と肩を組んで、楽しげに笑う宇髄先生。
隣に座る不死川先生を見ると、眉を寄せて難しい顔をしていた。
伊之助はボケーと様子を見ているし、善逸は宇髄先生の殺気にオロオロしてる。
炭治郎「不死川先生?」
不死川「・・・・・・ンだァ?」
炭治郎「何か気になります?」
不死川「いや、その元旦那・・・気をつけねェとなァ・・・。手ェ上げんだろォ?それに、あまり大勢すぎても話なんて出来んのかァ?まァ飯は食いに行くが。」
眉間のシワを深くした先生に、宇髄先生と煉獄先生はポカンとした後、嬉しげに笑った。
この3人の匂いは気を許した仲で、仲良しなんだと分かる優しい匂いがする。
煉獄「Aさんを心配してくれるのか!!不死川、本当に君は良い奴だな!ありがとう!!」
宇髄「不死川が言うのも一理ある!俺達は飯食って、男達に顔だけ合わせたら部屋には入らず、ド派手に待ってようじゃねぇか!!!」
不死川「う、うるせェ・・・、お前らも行くんなら話し合いが終わるまで黙って待ってろォ。」
はーいと返事をする。
もちろん伊之助は聞いちゃいないけど。
ご飯は食べに行くらしい。
今日でAさんの苦労が1つ解決してくれたらいい。
何せ、この1つが苦労の中の大半を締めているはずだから。
炭治郎「何かあれば、手伝います!」
気合いを込めて拳を握れば、煉獄先生は嬉しそうに笑った。
185人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ayame(プロフ) - 結さん» こんばんわ、前回のコメント消してしまいすみません。千寿郎くん直し、『揺れ動き輝く髪』はこれで合っています。会社から仕事に変更してみました!校閲いつもありがとうございます! (2021年12月28日 20時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 何度も続けてのコメントですみません。 この物語では煉獄さんって学校の先生ですよね? (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - またまた続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 52話のここの台詞 『煉獄さん、保育園の送迎に付き合ってもらうなんて・・・会社に遅れてしまいません?』 これ正しくは学校にではないんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) @page3 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 51話のここの部分 煉獄さん、千寿郎さんの稽古を見学した後 ここだけ何故千寿郎さん呼びなんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) @page2 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは揺れ動く輝く髪と、ではないんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ayame | 作成日時:2021年11月9日 20時