85話 side 竈門 炭治郎 ページ37
煉獄「Aさんは、竈門少年宅に暫く居たことがあったのだったな。」
炭治郎「はい!」
煉獄「実はな・・・」
煉獄先生はいつもより静かに話し始めた。
───────
──
炭治郎「え!?今日話しをすることにしたんですか!?」
煉獄「あぁ。・・・高幡さんという彼女のまぁ・・・義父だな。我が家で話しませんかと、その息子さんも一緒に。」
前庭に植わった大きな桜の木。
その木の前にあるベンチに俺と煉獄先生が座って、伊之助と善逸は何故か鬼ごっこを始めたようだ。
いや、伊之助が暇になってしまったからか、標的を足の早い善逸に替えたようだ。
炭治郎「・・・あの、俺、1度だけAさんとその、息子さんって方が道端で話してるのを見かけたんです。」
煉獄「ん?」
炭治郎「あまり・・・いい関係ではなさそうで、Aさんから恐怖と不安の匂いがしました。男の人が乱暴にAさんを押し退けて地面に倒れ込んだのを見て間に入りましたけど・・・男の人は走って逃げてしまって・・・」
煉獄「そうか。腕を捻り上げたくらいではすまないな。・・・彼女に相談せず決めてしまったので、大丈夫なものか心配していたんだ。」
参ったな。
と静かに言葉を紡ぐ先生の顔を見ると、瞳はメラメラと燃えているようで、Aさんよりも煉獄先生の方が何かを爆発させそうな気がする。
むしろ危険な気も・・・
炭治郎「あの、父と母にも伝えていいでしょうか!」
煉獄「・・・うむ!心穏やかになれる人が居る方が彼女もいいだろう!宜しく頼む!!俺も、千寿郎に晩は量が必要になることを伝えてこよう!!君達も来るのだろう?」
よっ!と声に合わせて立ち上がった煉獄先生は、俺の方をチラリと振り向きながら、今度は楽しそうに笑った。
量?
君達?
はて、・・・君達とは誰だろうか?
後ろを振り向くと善逸と伊之助の他に、宇髄先生と不死川先生が居て、ひいぃっと思わず声が出てしまった。
・
86話 side 竈門 炭治郎→←84話 side 竈門 炭治郎
185人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ayame(プロフ) - 結さん» こんばんわ、前回のコメント消してしまいすみません。千寿郎くん直し、『揺れ動き輝く髪』はこれで合っています。会社から仕事に変更してみました!校閲いつもありがとうございます! (2021年12月28日 20時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 何度も続けてのコメントですみません。 この物語では煉獄さんって学校の先生ですよね? (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - またまた続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 52話のここの台詞 『煉獄さん、保育園の送迎に付き合ってもらうなんて・・・会社に遅れてしまいません?』 これ正しくは学校にではないんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) @page3 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 51話のここの部分 煉獄さん、千寿郎さんの稽古を見学した後 ここだけ何故千寿郎さん呼びなんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) @page2 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは揺れ動く輝く髪と、ではないんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ayame | 作成日時:2021年11月9日 20時