検索窓
今日:19 hit、昨日:5 hit、合計:37,156 hit

53話 ページ4

煉獄さんがしゃがみ込んで燈寿郎と話しているうちに、小さく息を吐き出した。



『煉獄さん、時間大丈夫ですか??』

煉獄「あぁそうだな、名残惜しいが急ごう!」


──



『沢山遊んで来てね!』

燈寿郎「うん!ママ、きょーじゅろー、タッチ!!」

煉獄「よし。タッチ!!」


結局、中まで送ってくれる煉獄さん。

本当に時間大丈夫なのかな?

左手しか使えない私にとっては、とても有難いけど・・・は!まさか、



『煉獄さん、私のために保育園付き合ってくれてるんですか!?』


保育園を出て見送る前に声をかけると、キョトンとした顔から、すぐにアッハッハッハッハッ!と盛大に笑われてしまった。



煉獄「もちろん!それもあるが、ただ、燈寿郎と君ともっと仲良くなりたいから・・・という理由の方がでかい!」

『あ、』

煉獄「朝は聞きそびれてしまったが、藤枝さんを君たち2人を幸せにする男になりたいんだ。・・・いや、あの、今聞きたい訳では無いんだが、」



ちょっと慌て始めた煉獄さんに、今度は私が笑う番。

1週間だけ・・・

なんて神様にお願いした昨日はなんだったんだろう。



『ありがとうございます。沢山煉獄さんの事教えてください。煉獄さんも私達のこと・・・沢山知ってください。それで煉獄さんが嫌にならなければもう一度、、、言って貰えますか?』



左手で、煉獄さんの右手をそっと掴んだ。

その私の手を煉獄さんが両手で胸の前に持ってくると、


煉獄「もちろんだ!!!!!」


と割れんばかりの声で叫んだ。


何やら視線を感じて周りを見たら

保育園の前だったことを思い出して

燈寿郎のお友達のママさんと目も合って・・・



・・・恥ずかしい!!!



『煉獄さん!ほら、もう行ってください!!遅刻しちゃう!』

煉獄「うむ!では、行ってくる!!」


掴んでた左手の甲に1つキスを落として行ってしまった煉獄さん。


もう、もう!!!


既に小さくなった煉獄さんの背中、やっぱり足は早いようだ。


『1人で帰れるかな・・・』


ちょっと心配。





人物紹介→←52話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
185人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ayame(プロフ) - 結さん» こんばんわ、前回のコメント消してしまいすみません。千寿郎くん直し、『揺れ動き輝く髪』はこれで合っています。会社から仕事に変更してみました!校閲いつもありがとうございます! (2021年12月28日 20時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
- 何度も続けてのコメントですみません。 この物語では煉獄さんって学校の先生ですよね? (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- またまた続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 52話のここの台詞 『煉獄さん、保育園の送迎に付き合ってもらうなんて・・・会社に遅れてしまいません?』 これ正しくは学校にではないんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) @page3 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 51話のここの部分 煉獄さん、千寿郎さんの稽古を見学した後 ここだけ何故千寿郎さん呼びなんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) @page2 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは揺れ動く輝く髪と、ではないんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ayame | 作成日時:2021年11月9日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。