53話 ページ4
煉獄さんがしゃがみ込んで燈寿郎と話しているうちに、小さく息を吐き出した。
『煉獄さん、時間大丈夫ですか??』
煉獄「あぁそうだな、名残惜しいが急ごう!」
──
─
『沢山遊んで来てね!』
燈寿郎「うん!ママ、きょーじゅろー、タッチ!!」
煉獄「よし。タッチ!!」
結局、中まで送ってくれる煉獄さん。
本当に時間大丈夫なのかな?
左手しか使えない私にとっては、とても有難いけど・・・は!まさか、
『煉獄さん、私のために保育園付き合ってくれてるんですか!?』
保育園を出て見送る前に声をかけると、キョトンとした顔から、すぐにアッハッハッハッハッ!と盛大に笑われてしまった。
煉獄「もちろん!それもあるが、ただ、燈寿郎と君ともっと仲良くなりたいから・・・という理由の方がでかい!」
『あ、』
煉獄「朝は聞きそびれてしまったが、藤枝さんを君たち2人を幸せにする男になりたいんだ。・・・いや、あの、今聞きたい訳では無いんだが、」
ちょっと慌て始めた煉獄さんに、今度は私が笑う番。
1週間だけ・・・
なんて神様にお願いした昨日はなんだったんだろう。
『ありがとうございます。沢山煉獄さんの事教えてください。煉獄さんも私達のこと・・・沢山知ってください。それで煉獄さんが嫌にならなければもう一度、、、言って貰えますか?』
左手で、煉獄さんの右手をそっと掴んだ。
その私の手を煉獄さんが両手で胸の前に持ってくると、
煉獄「もちろんだ!!!!!」
と割れんばかりの声で叫んだ。
何やら視線を感じて周りを見たら
保育園の前だったことを思い出して
燈寿郎のお友達のママさんと目も合って・・・
・・・恥ずかしい!!!
『煉獄さん!ほら、もう行ってください!!遅刻しちゃう!』
煉獄「うむ!では、行ってくる!!」
掴んでた左手の甲に1つキスを落として行ってしまった煉獄さん。
もう、もう!!!
既に小さくなった煉獄さんの背中、やっぱり足は早いようだ。
『1人で帰れるかな・・・』
ちょっと心配。
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ayame(プロフ) - 結さん» こんばんわ、前回のコメント消してしまいすみません。千寿郎くん直し、『揺れ動き輝く髪』はこれで合っています。会社から仕事に変更してみました!校閲いつもありがとうございます! (2021年12月28日 20時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 何度も続けてのコメントですみません。 この物語では煉獄さんって学校の先生ですよね? (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - またまた続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 52話のここの台詞 『煉獄さん、保育園の送迎に付き合ってもらうなんて・・・会社に遅れてしまいません?』 これ正しくは学校にではないんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) @page3 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 51話のここの部分 煉獄さん、千寿郎さんの稽古を見学した後 ここだけ何故千寿郎さん呼びなんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) @page2 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは揺れ動く輝く髪と、ではないんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayame | 作成日時:2021年11月9日 20時