52話 ページ3
『煉獄さん、保育園の送迎に付き合ってもらうなんて・・・仕事に遅れてしまいません?』
昨日のように、煉獄さん、燈寿郎、私と並んで手を繋いで保育園までの道を歩いている。
煉獄「問題ない!だが、保育園の帰りに藤枝さんが1人になることが心配だ。」
『ふふっ煉獄さん何を言って・・・』
るんですか?と言い切る前に、私の口に人差し指が触れて足が止まった。
え?・・・えぇ!?
煉獄「君は・・・もう少し危機感を持って欲しい。保育園に燈寿郎を送ったら真っ直ぐ俺の家に戻るんだ。寄り道はしないように。」
真剣な顔の煉獄さんは、格好よすぎると思います。
顔は熱くなるし
でも目は離せないし・・・困ります。
どうにか、"はい"って返事を返したら
「うむ!」って
それはもう眩しいくらいの笑顔を向けられて
思わず俯いた。
ら、
燈寿郎がそれはそれは嬉しそうに
煉獄さんと私の手を握って見上げていたものだから
顔を上げればまた煉獄さんと目が合ってしまった。
煉獄「むぅ!?藤枝さん、顔が赤い様だが・・・まさか風邪でも・・・」
『いえ、大丈夫で、すっ!!!』
煉獄「熱いようだが?」
『と、燈寿郎〜っ!!!』
大丈夫ですと言ってる最中に
煉獄さんが今度は掌でおでこを触って熱を測るものだから、余計に顔中が熱くなる。
もう、もう!ダメです・・・
助けを求めた可愛い我が子は、楽しそうに煉獄さんの腕を揺すった。
燈寿郎「きょーじゅろーもはやくしないと ちこくするよ?」
煉獄「しかし、藤枝さんが」
燈寿郎「きょーじゅろー!みみかして!!!」
煉獄「お、なんだ?」
燈寿郎「ママね、──────。わかった?」
煉獄「なっ、それは大変だ!気をつけよう!」
なんだろう?
燈寿郎と煉獄さんとても仲良しになったのね。
2人でニコニコ笑う様子に、嬉しい気持ちとモヤモヤとした不思議な気持ち・・・。
・
185人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ayame(プロフ) - 結さん» こんばんわ、前回のコメント消してしまいすみません。千寿郎くん直し、『揺れ動き輝く髪』はこれで合っています。会社から仕事に変更してみました!校閲いつもありがとうございます! (2021年12月28日 20時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 何度も続けてのコメントですみません。 この物語では煉獄さんって学校の先生ですよね? (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - またまた続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 52話のここの台詞 『煉獄さん、保育園の送迎に付き合ってもらうなんて・・・会社に遅れてしまいません?』 これ正しくは学校にではないんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) @page3 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 51話のここの部分 煉獄さん、千寿郎さんの稽古を見学した後 ここだけ何故千寿郎さん呼びなんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) @page2 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは揺れ動く輝く髪と、ではないんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ayame | 作成日時:2021年11月9日 20時