19話 ページ20
『ふぅ･･･なんか、長い一日だったなぁ〜』
縁側から、空を眺める。
このお家、本当に素敵すぎます。
中庭には大きな木が植わってて
暗くてなんの木かは分からないけど
月も綺麗に見えるし･･･
癒されるなぁ･･･
燈寿郎は、
千寿郎くん、煉獄さんと
お風呂に入ってつかれたのか
すっかり夢の中。
燈寿郎は昔2人が着たという
浴衣を貸してもらって
私は瑠火さんの浴衣の寝間着を
貸していただいた。
『温泉旅行以来･･･』
いい匂いのする藤色の寝間着。
着方はあっているかな･･･
自信はないけど、
背筋がシャンと伸びる気がする。
そうそう、ご飯を食べる時の煉獄さん。
凄かったなぁ。
ご飯も味噌汁もおかわりを5回もしていたし
食べる合間に「うまい！」って言ってた。
味噌汁の時だけ「わっしょい！！」と
言っていたけど･･･
なんでなんだろう？
『ふふっ･･･可愛い。』
ハッとして口を両手で押えた。
可愛いって私何言ってるの。
ふと、帰り道で見た煉獄さんの
目を細めて笑う顔が思い出されて
胸がドクンとはねた。
『イケメンだからだわ･･･』
さわさわっと風が私の髪をくすぐった。
開けっ放しじゃ寒いかな？
そっと縁側の襖を閉めて
お布団で眠る我が子の頬を、小さく撫でた。
煉獄「藤枝、さん。その、まだ起きておられるか！」
『煉獄さん？はい。』
小さく答えて、襖を少し開けた。
『煉獄さん？どうかしましたか？？』
煉獄「母上に、薬を塗るよう言い使った。少し入ってもいいだろうか･･･」
『薬を･･･ありがとうございます。』
襖をもう少し広げてあげると
廊下からの灯りが私に当たった。
びっくりした顔の煉獄さんが
私の両肩を掴んだ。
煉獄「藤枝、さん･･･その、浴衣の身頃もが逆のようだ･･･」
『身頃も？･･･あ！や、やっぱり逆だったんですね！これじゃ 死 んだ人って言いますよね！！』
慌てて直そうと帯に手をかけると
その手を煉獄さんの手によって止められてしまった。
煉獄「ダメだ、俺が後ろを向いてから、直した方がいい。」
『あ･･･すみません。』
煉獄「藤枝、さんは女性だ。少し、危機感が必要だ！俺は外で待っている。直し終えたら教えて欲しい。」
『はい。』
襖を閉めてしまった煉獄さん。
とは言え私も襖越しの煉獄さんに背を向けて
シュルっと藍色の帯を解いた。
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ayame(プロフ) - 結さん» コメントまで校閲していた事に気がついて、２回目のレスでごめんなさい！そこまで真面目に読んでいてくださって嬉しいです。ありがとうございました！ (2021年12月16日 5時) (
レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - 結さん» おはようございます！いつも校閲ありがとうございます！よく読み込んでくださって感謝しています。ありがとうございます！ (2021年12月16日 5時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - またまた続けてのコメントですみません｡｡｡ 物語読みました。 沢山のいやほとんどの直しを言ってしまいすみませんでした...。 (2021年12月16日 1時) (レス) @page50 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - また続けてのコメントですみません｡｡｡ 物語読んでいて気が付いたのですが…。 同じく48話の作者さんのコメントの部分 言った様子ですね。 カナエ先生ともまだ会っておりませんし、宇髄先生とも再開してませんね。 これ正しくは再会ではないんでしょうか？ (2021年12月16日 1時) (レス) @page49 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは君を、幸せにしたいではないんでしょうか？ (2021年12月16日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayame | 作成日時：2021年10月18日 17時
