71 いつか… ページ25
「んん？…あんまり痛くなくなったぞ？」
「幸、“癒しの鈴”を使ったの…？」
『うん。このご本に載ってたからね、試してみたんだ』
上手く出来た？と少々心配そうに老人の顔を伺う
そんな幸の様子にガンテツさんはにかっと快活そうな笑みを見せるとそのごつごつとした節くれだった木の幹ような手で幸の頭を乱暴に撫でた
「ありがとな、ちっこいの。さっきより大分いい。いい腕もっとるな！」
『へへ、ちょっと実験混じっちゃったけど上手くいったみたいでよかったよ』
さらりと笑顔のまま爆弾発言する幸に僕はニョロトノの子供はニョロトノという諺を思い出していた
成程、何故字が読めるのはわからないが自分の知らない知識を渇望し得た知識を使いたい、産みの親ではないがそこら辺は一人と一匹酷似している
「じゃあおじいさん、まだ少しここで安静にしていてください。
動けるようになったらジムリーダーでも通行人でも誰でもいいので戦えそうな人達をここに送ってください。後は早くお孫さんの所に」
「待て、お前さん達はどうするんじゃ」
「決まってます、ロケット団を潰しに行くんです」
壁際にガンテツさんを持たれさせようと背中に手を回してゆっくりと運ぶ僕が固い声で答えた
「何じゃと？それはいかん！お前さん達はまだ子供じゃろう！」
「それでも行きます、僕は」
「俺もだ。勝手に外すんじゃねぇ」
「…シルバー、君は此処でこのじいさんと居てもいいんだよ？」
「今更過ぎる言葉だ。それについてはさっきも言ったぞ、一緒に行くって」
「シルバー！」
「大丈夫だ、面白半分で行くわけじゃねぇ、それにお前がどうロケット団関与してんのか知らねぇけど俺だってロケット団と関係なくはないんだ」
だから行くんだ
寂しそうに笑うシルバーが、予想もしていなかった言葉が耳に入り僕は目を見開いたまま何も言えなかった
「…わかった、僕もいつか言うよ……怪我だけはしないで」
「わぁーてるよ」
するとシルバーは僕の手を掴んだ、この手は離れるなと言うことだろう。
僕も更々シルバーから離れようとは思わなかったので控えめに力を込めるとシルバーはぎゅっと絶対に離さないとでもいうかのように握り返してきた。
あれ、可笑しいな。いつもならここで赤面してツンデレのツンが発動するのに
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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雪乃(プロフ) - 今日これを見つけて最初からよみました！面白かったので続き楽しみです！ (2018年6月24日 18時) (
レス) id: b67f9a92e0 (このIDを非表示/違反報告)
ツンデレLOVE - はじめまして！！今ごろ夢小説にはまったツンデレLOVEです！このお話めちゃくちゃはまりました！続き気になって眠れません！読ませていただいている分際で言うのもですが、間違っても、「更新停止」で終わらせないでください！続き楽しみにしています！！ (2016年9月29日 0時) (レス) id: 7f9d6d6877 (このIDを非表示/違反報告)
黒百合(プロフ) - 私、この小説好きなのでずっと待ってます！頑張ってください！！ (2014年8月2日 10時) (レス) id: da8cca05c4 (このIDを非表示/違反報告)
サユリ - とても面白いです！続きまってます♪ (2014年6月28日 13時) (レス) id: c7673a8c93 (このIDを非表示/違反報告)
メロンパン - 面白かったです！ (2014年6月3日 16時) (携帯から) (レス) id: d3f2313fff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：死神姫 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/bbs/ahnl
作成日時：2011年12月12日 21時
