48 爆弾発言 ページ3
愕然とするハヤトを尻目に
アリゲイツは喜びを隠さずぴょんぴょん跳びはねていた
余程嬉しいのか跳ねるだけで無く
くるくると体を回転させて小躍りさえもして
そのままシルバーの胸に飛び込んだ
(その際アリゲイツのとさかが溝に入って
シルバーはぐふっと呻き声を漏らした)
「す、凄いね君！いつの間に倒したんだい？」
「・・・ピジョンの羽の付け根を見てみろ」
？マークを浮かべたハヤトはピジョンを抱き起こして
噛み付かれた箇所を見て瞠目した
何故ならそこだけ冷たく凍っていた
それは飛行タイプに効果的な氷タイプの技を
打ち込まれたのだということがありありと物語っていた
「これは、」
「氷の牙・・・」
僕の凛とした声が届いたらしく
ハヤトが弾かれたように振り返ったのを確認すると
紅蓮を撫でる僕が淡々と説明をした
「冷気を秘めた牙で噛み付き攻撃をした際
相手を怯ませたり氷状態にすることのある技」
「き、君・・・」
「超近距離タイプの物理技、威力６５命中９５、
アリゲイツがすぐに覚えるような技じゃないが
コツさえ掴めれば覚えさせるのに困難な技ではない」
いつになく無機質な瞳のまま的確に的を射た発言をする僕に
ハヤトだけでなくシルバーまでも息を沈めていた
紅蓮に至っては心配そうに擦り寄るくらいだ
「おいA、大丈夫か・・・？」
「・・・ごめん、悪い癖が出た、気にしないで」
「癖、かよ・・・」
作り笑いを顔に張り付けた僕に
何故だかわからないがチョップを食らわされた
綺麗に線を描いた直後ごすっと音を立てて入ったのはご愛敬
「痛い！」
「はっ、自業自得だ」
「何がっ？」
物凄く痛くて半ば涙目になってシルバーを睨み付ける
「くっそ・・・心配させんなよ」
“安心した”
シルバーの小さなぼやきを拾って
僕はすぐに苦笑して「ごめん」と謝った
「・・・別に謝らなくても」
「Aちゃん！」
少し血管が切れそうになったのは致し方ない、
いい雰囲気になってきたのにぶち壊されたのだ、腹が立つ
「確認するけど女の子だよね」
「あ、はい。一応・・・」
「おお！」
目の前で上機嫌なハヤトはがっと僕の手を掴んで
嬉々とした顔を近づけて爆弾発言を投下した
「おれと結婚してくれ！」
「え？」
直後ぶちぃっと何かが切れる音がして
僕の目の前にいたハヤトの顔がぶれて消えた
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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革ベルト
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西 - この方角に福があるはずです
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雪乃(プロフ) - 今日これを見つけて最初からよみました！面白かったので続き楽しみです！ (2018年6月24日 18時) (
レス) id: b67f9a92e0 (このIDを非表示/違反報告)
ツンデレLOVE - はじめまして！！今ごろ夢小説にはまったツンデレLOVEです！このお話めちゃくちゃはまりました！続き気になって眠れません！読ませていただいている分際で言うのもですが、間違っても、「更新停止」で終わらせないでください！続き楽しみにしています！！ (2016年9月29日 0時) (レス) id: 7f9d6d6877 (このIDを非表示/違反報告)
黒百合(プロフ) - 私、この小説好きなのでずっと待ってます！頑張ってください！！ (2014年8月2日 10時) (レス) id: da8cca05c4 (このIDを非表示/違反報告)
サユリ - とても面白いです！続きまってます♪ (2014年6月28日 13時) (レス) id: c7673a8c93 (このIDを非表示/違反報告)
メロンパン - 面白かったです！ (2014年6月3日 16時) (携帯から) (レス) id: d3f2313fff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：死神姫 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/bbs/ahnl
作成日時：2011年12月12日 21時
