110.お祝い会 ページ15
「いやーにしてもまさかAが中忍になるとは思わなかった!」
「おめでとうAちゃん」
「……ありがとうツナギくん!」
「おい!」
中忍試験が終わった三日後、ミナミ先生からの呼び出しがあった
行けば中忍に昇格したとの報告を受けた
喜ばしい事だけど、不満タラタラだった
実力を認められたから中忍になれたけど、何か違う
ブツブツ文句を垂れていたらそのままミナミ先生に連行されイブキくん達も含めてお祝い会が開かれた
「確かAちゃんと…えっと…シカクくん?だけが中忍になれたんだよね!」
「…波風が中忍になれなかったのは意外だったよなー」
「あれれ〜?イブキくんがミナトを認めてるとは意外だねぇ?」
「俺に勝ったんだから中忍になんなきゃ可笑しいだろ!!」
「ふぅん〜」
ガミガミ言い訳を吠えるイブキくんを無視してミナミ先生の奢りのラーメンを食べ進めた
お祝いなのにラーメンって辺りがブレないよなぁ
今回中忍になれたのは私と優勝者のシカクだけ…
ミナミ先生に聞いてみれば実力的に言えば荒削りではあるけど、私は条件を満たしていたらしい…
シカクに関しては実力と言うより状況分析や、中・近距離戦に置いての闘い方が上手く部隊長としての才能がある
など、多方面からの好評かによりクリアーらしい
他にも良い粒が居たらしいが、なんとも曖昧な返事で誤魔化された
メンマを食べてたら突然頭を撫でられ前を見ればミナミ先生に撫でられてた
メッチャ笑顔で
「Aは俺の自慢の教え子だな!」
「特に教えられた覚えは無いですけどね〜」
「……可愛くないこと言うなぁ〜」
「でも…まぁ、これからは沢山先生らしいことしてください」
「ははっ」
特に中忍になった
って言う自覚はあんまり無いが、少なくとも先生のような腑抜けた感じにはなりたくないと心に決めた
「…!」
「お祝いな?」
「僕も!」
「じゃ俺は、にぃ〜枚!」
計4枚のチャーシューが私のどんぶりに乗っけられた
こういうのは不意討ちでちょっと弱いけど、嬉しいや
「……チャーシューより、なるとの方が良いかな、」
「おまっ」
こんなに肉があっても飽きるだけだし…
イブキくんのいつものキレのある突っ込みが今日も綺麗に決まった事に笑った
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棗(プロフ) - 桜@symphonyさん» 作ってる本人が言うのもアレですが、私も胸の奥の方がギュッてなってます!(笑)気持ちが共有できて安心しました。そう言ってもらえると書いて本当に良かった!って気持ちになります。ありがとうございます!更新の方も頑張りますね (2017年7月19日 19時) (レス) id: 958addaae7 (このIDを非表示/違反報告)
桜@symphony(プロフ) - 読んでいるうちに胸の奥がぎゅうっとなります。 この微妙な距離感好きです笑 更新頑張ってください! このお話好きなんですっ!! (2017年7月18日 23時) (レス) id: 7086530ca0 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - ミナト大好きさん» 作者スペースまで読んでいただき、ありがとうございます!はいっ!これからも頑張っていきたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いします (2017年7月14日 22時) (レス) id: 958addaae7 (このIDを非表示/違反報告)
ミナト大好き - コメント失礼します初めてイラスト観ましたカッコイイですこれからも最後まで更新頑張って下さい! (2017年7月13日 23時) (レス) id: 54870f527d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:棗 | 作成日時:2017年6月25日 1時