100.アオ臭い ページ4
【相手が悪ィな…それに動きが全然話になんねぇよ】
「にゃん太は厳しいんだよ」
【……女顔は少しはマシになってるけどな】
「ーーーぇ、?」
にゃん太が…あの、にゃん太がミナトを褒め…ただとっ!?
にゃん太の突然のデレ?に動揺したら会場内に喚声が上がり、見てみれば綺麗にミナトの蹴りがイブキくんの顔面にクリティカルヒットしていた
「ブハッ!今のは綺麗に決まったね!イブキくん痛そー♪」
「…Aちゃん喜んでない?」
「えー?そんな事ないな〜いっ!」
「勝者 " 波風ミナト "ー!」
「イブキくん迎えに行こっと!」
「ちょっ!Aちゃんまた勝手にっ!」
イブキくんには悪いけど、面白かったよ
いろんな意味で!
悔しそうに床に寝そべるイブキくんの元へ向かい、そっと手を差し伸ばした
勿論、盛大に爆笑しながらだけどーーー
ミナトに敗北したイブキを励ますA達を観客席で見つめるにゃん太は隣にいるミナミに耳打ちした
【Aから聞いたが…お前がAを無理矢理この班に入れたらしいな】
「凄い言われようだな…まぁ間違ってはないが」
【ハッキリ言ってこの班のレベルが低すぎて笑い話にもならねぇぞ?】
「……俺は強さばかり求める忍にはさせなくないんだよ…もっと忍には大事なモノがあるって事をアイツらに教えてやりたいんだ」
【…アオ臭ぇ野郎だな】
ケッ!と鼻で笑い飛ばし呆れつつもミナミの教育方針に不服を思いつつも、にゃん太は一つ溜め息を漏らしたが
ミナミの方針がアオ臭くても芯はけして間違っていない事をちゃんと、にゃん太はちゃんと理解している
【まぁ、そんな戯言ぬかしてるからAが笑ってられる…って事にしておく!今は、な】
「そりゃあ、どーも」
ケラケラ笑い飛ばすミナミを見てただ、呆れるにゃん太は苦笑いした
忍の世界に置いて武力以外で大切なモノなんて知り得ないと知りつつもーーー
110人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
棗(プロフ) - 桜@symphonyさん» 作ってる本人が言うのもアレですが、私も胸の奥の方がギュッてなってます!(笑)気持ちが共有できて安心しました。そう言ってもらえると書いて本当に良かった!って気持ちになります。ありがとうございます!更新の方も頑張りますね (2017年7月19日 19時) (レス) id: 958addaae7 (このIDを非表示/違反報告)
桜@symphony(プロフ) - 読んでいるうちに胸の奥がぎゅうっとなります。 この微妙な距離感好きです笑 更新頑張ってください! このお話好きなんですっ!! (2017年7月18日 23時) (レス) id: 7086530ca0 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - ミナト大好きさん» 作者スペースまで読んでいただき、ありがとうございます!はいっ!これからも頑張っていきたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いします (2017年7月14日 22時) (レス) id: 958addaae7 (このIDを非表示/違反報告)
ミナト大好き - コメント失礼します初めてイラスト観ましたカッコイイですこれからも最後まで更新頑張って下さい! (2017年7月13日 23時) (レス) id: 54870f527d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:棗 | 作成日時:2017年6月25日 1時