13.2cm ページ30
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sgi「いやー、なんか小学生!って感じだな」
ymmt「どこがですか」
sgi「いやほら、中、高入ると結構かたまんじゃん。登校班も無いし。
となるとそういうことって少なくなるよなーって」
「私中高ボッチでした」
sgi「涙拭きな」
「須貝さんのパジャマお借りします」
sgi「やっぱ勝手に泣いときなさい」
「見捨てられた」
ymmt「そりゃそうなりますよ」
小さな声でわちゃわちゃと言い合う二人に、変な緊張が少し解ける。
……仲が良い子とは距離が異様に近かった、その先輩。
下校が一緒になったときでも、仲良くなった僕にベッタリくっついてきて。
目が合うと、不器用ながらに手を振り返してくれて。
僕がそんな彼女を好きになるのに、そう大して時間はかからなかった。
ymmt「まぁ結局、告白できずにその子卒業しちゃったんですけどね」
sgi「え、勿体なー!絶対脈ありだったろその子」
ymmt「……そうだったんですかねー」
「好きじゃない子にくっつかないと思う」
sgi「あんたは例外だけどな」
「いひゃい」
ぐいー、っとほっぺ伸ばされても、真顔を貫く兎堂さん。
確かに兎堂さんは親しくなった人との距離感はとことん計れないからなぁ。
ymmt「……でもきっと、その子は今、素敵な彼氏さんと幸せに過ごしてると思います」
sgi「ま、そうだな。山本が惚れたんだからきっと良い男捕まえてるって」
「やまもっくん、今じゃ有名人だもんねー」
ymmt「しかもハイスペック」
sgi「自分で言うな」
ymmt「須貝さんに言われたくないですー」
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白菜(プロフ) - SALTさん» いえいえ、私なんてまだまだぺーぺーなので見つけられなくて当然です。こんな数ある作品の中から私の作品を見つけてくださっただけでも光栄です。fkrさんの小説は他の方もかなり面白いお話を書かれてるので、是非探してみてください!コメントありがとうございました! (2021年4月2日 17時) (レス) id: 367472b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
白菜(プロフ) - 花蓮さん» ありがとうございます! (2021年4月2日 17時) (レス) id: 367472b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
SALT(プロフ) - 白菜さんの作品を見ながらなんでこんな神作者様と神作品を見つけることが出来なかったんだろうとorz←の形でコメ打ってます((問打の方々ではあまり見ない方の小説でしたが面白かったです!遅くなっていますが完結おめでとうございます(*´ω`*) (2021年3月30日 10時) (レス) id: 17a3f4fea4 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - 本当に素敵なストーリーでした!福良さん… (2020年9月27日 21時) (レス) id: b11d0cfa2b (このIDを非表示/違反報告)
和奏(プロフ) - 白菜さん» そうなんですね(笑)一言一句漏らさないように読んでいたのに(ストーカーかよ)興奮のあまり見逃していたのかと思いました…実は太田さんの方の「おまけ」を見て読み直したくなったんです…。あ、因みに私、2回目どころじゃないと思います、なんなら暗唱できます(やめろ) (2020年9月6日 21時) (レス) id: ea0b227b7d (このIDを非表示/違反報告)
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