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結局デートは行ってくれなかった
変わりに竜胆くんとスーパーへ来ていた
なんで春くんとじゃないかって?
デートいかないならスーパーついてきてよっていったら竜胆くん呼ばれた
それだけ。
一人でいかせないだけマシ
そう思うのに
貴方「っ……」
竜胆「ちょ、えぇ…」
どうしてこんなにも心が痛くなるの
面倒な女になんてなりたくないのに
どうしても私はあなたに愛されたいみたい
竜胆「…はぁ。俺ん家近くだからよってけよ。」
私の返事なんて聞かずに腕を引っ張られてどんどん道を進んでいく
ついたのはタワマン
私達が住んでるとこも高級だけど、その高級を超えた高級
竜胆「ここの最上階が俺ら灰谷兄弟の家。兄貴いるけど普段は大人しいから」
蘭さんは正直苦手だ
あの余裕すぎる雰囲気
だけど隙きなんて一ミリもない
何を考えてるのかもわからない
竜胆「ここな。兄貴ーちょっとこいつみてて」
蘭「んー…って…この前の奴じゃん。」
私を見て少し驚いた顔をする蘭さん
でもすぐに平常心をとりもどした
竜胆「おれ、ちょっと行くところあるから。終わったらピンク野郎のとこに送ってやるからまっとけ」
貴方「……わかった…」
竜胆「ん、いいこ」
微笑んで優しいく私の頭を撫でられてまた泣いた
その場に蹲って震える手を隠すようにおさえる
竜胆「じゃ、行ってくる」
蘭「……えーと………とりあえずリビング行こうぜ」
私の顔を覗き込もうとするから
ガードするように顔を隠す
わたし、なにしてんだろ
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作者名:愛姫 | 作成日時:2022年9月12日 23時